【冬の暖房事情】エアコンを1日中使用しても問題はないでしょうか?大まかな電気代を教えてください。
配信日: 2023.12.05 更新日: 2024.10.10
ただ、電気代が気になるところです。エアコンを1日中稼働させたらどのくらいの電気代になるのだろうと気になる人もいるのではないでしょうか。本記事では、冬にエアコンを使用した場合の電気代について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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冬にエアコンを1日中稼働させた場合の電気代
寒くなる冬の季節には、エアコンをつけて暖を取るという人も多いことでしょう。エアコンの暖房機能を使うと、部屋全体を温められます。
火や油を使わずに暖かい空気を作るので、火災、やけど、一酸化炭素中毒などの心配もありません。その代わり、エアコンは電気代が高くなりやすい傾向があります。エアコンの暖房機能を1日中使用した場合は、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。
・エアコンの電気代の計算式
エアコンの電気代を求める計算式は、「電気代=消費電力(kW) × 使用時間(時間) × 料金単価(円/kWh)」です。消費電力(kW)は、エアコンの本体や取扱説明書などに記載されています。製品によっては、暖房機能と冷房機能とで消費電力が異なる場合がありますので、よく確認しておきましょう。
使用時間は、実際にエアコンを稼働させた時間です。1日は24時間なので、使用時間は「24」で計算します。料金単価(円/kWh)は、利用している電力会社や契約プランなどによって異なります。検針票や請求書などで確認してみるとよいでしょう。
ここでは、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電力料金目安単価の「31円/kWh(税込み)」を用いて、電気代を計算します。
・10畳用エアコンを1日中稼働させた場合の電気代は「約647円」
エアコンの消費電力は、製品によって異なります。大手家電メーカーが発売している10畳用エアコンの暖房消費電力は、870Wでした。この数値を使ってエアコンを1日中稼働させた場合の電気代を求めると、647.28円(0.87KW×31円/kWh×24時間)となります。
なお、畳数表示が大きいエアコンは、消費電力が高くなりやすい傾向があります。20畳や26畳などのように畳数表示が大きなエアコンを使用する場合は、もっと電気代が高くなる可能性があります。
エアコンの電気代を安くするコツ
近年は、世界情勢や原油価格高騰などの影響を受けて、電気代も値上がりしています。気温が下がる冬は、エアコンの稼働率が高くなるため、電気代が心配だという人もいるのではないでしょうか。かといって、エアコンを使用しないと、寒さでつらくなったり、風邪をひきやすくなったりすることもあるので注意が必要です。
冬の電気代をできるだけ抑えたいのであれば、厚着をしてエアコンの設定温度を20度くらいにしておくとよいでしょう。暖房効率をよくするために、エアコン使用時にはカーテンを閉めて、外気をシャットアウトしておくのも効果的です。
こまめにフィルターや室外機を掃除したり、自動運転モードを選んだりすることでも、節電効果が期待できます。暖かい空気は上部にたまりやすいので、エアコンを使用する際には、サーキュレーターや扇風機などを使って空気を循環させるとよいでしょう。
エアコンを1日中つけると、ある一般的な機種では647円の電気代がかかる
ある大手家電メーカーの10畳用のエアコンを1日中つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、647円です。1ヶ月間では、1万9410円もの電気代がかかってしまいます。
とはいえ、電気代が高いからといって、エアコンをつけずに寒い部屋で過ごすと、健康を損ねてしまうリスクがあります。電気代が気になるときには、厚着をして設定温度を20度にしたり、自動運転モードにしたりなどの節電対策にも取り組んでみるとよいでしょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q & A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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