更新日: 2023.12.05 家計の見直し

ペットのためにエアコンを「24時間」つけっぱなしにしています。電気代はどのくらいかかりますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ペットのためにエアコンを「24時間」つけっぱなしにしています。電気代はどのくらいかかりますか?
ペットを飼っている方のなかには、エアコンの暖房を24時間つけっぱなしにして快適温度を保っているケースも多いでしょう。そのときに気になるのが、電気代です。
 
そこで今回は、エアコンの暖房を24時間つけっぱなしにした場合の電気代を解説します。さらにエアコンにかかる電気代をなるべく節約する方法や、ペットの暖房事情についてまとめました。
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ペットの寒さ対策で最も使用されているのは「エアコン」

株式会社ピクシーでは、ペットの寒さ対策についてのアンケート調査を実施しています。「寒さ対策で気をつけていること」に対しての回答で最も多かったのは、「ペットの居場所に暖かい敷物を敷く(45%)」であり、次いで「室内を快適な温度に保つ(42%)」でした。
 
多くの飼い主が、ペットの居場所の快適さや、環境の温度調節を意識していることが分かります。
 
さらに、温度調節のために使用している暖房器具はエアコンが最も多く40%、ほかには毛布(15%)、ヒーター(13%)との回答がありました。室内の設定温度に関しては、「22~23度(32%)」、「24~25度(26%)」、「20~21度(21.6%)」と、比較的高めに設定されているようです。
 

エアコンの暖房を24時間つけっぱなしにした際の電気代

ペットを飼っている多くの方が、室内の温度調節にエアコンをメインで使用していることが分かりました。実際にエアコンの暖房を24時間つけっぱなしにすると、電気代がいくらかかるのかを見てみましょう。
 
エアコンの暖房における消費電力は、一般的に平均500~800ワットほど(8~12畳用の場合)です。製品や使用環境によっても消費電力は大きく左右されますが、今回は660ワットのエアコンを使用したと仮定して電気代を算出します。
 
24時間つけっぱなしにした際の1日当たりの電気代は、約475円です(電気代単価30円/キロワットアワーで計算)。1ヶ月間ずっとつけっぱなしにすると、約1万4250円かかります。
 
しかし上記の値は、エアコンを24時間660ワットで稼働し続けた場合の電気代です。エアコンには、室温によって運転を自動で調節してくれる機能がついているため、自動運転で稼働した場合には、もっと電気代は安くなるでしょう。
 

エアコンにかかる電気代を安くする方法

エアコンは、室温と設定温度の差が大きくなるほど消費電力も大きくなります。特に寒い部屋を暖め始める立ち上がり時には、消費電力が最も大きくなるとされています。そのためエアコンの暖房による消費電力は、100~2000ワットと大きく差があるのです。
 
エアコンをつけたり消したりせずに室温が一定に保たれれば、運転を調節しながら稼働させるため、消費電力は最小限に抑えられるでしょう。それには以下のポイントを意識して、室温を下げないことが大切です。
 

●ドアや窓の開閉は少なくする
●厚手のカーテンや丈の長いカーテンを使用する

 
外からの冷気が入りやすいのは、ドア以外にも窓があります。窓からの冷気は室温が下がりやすくなるため、注意が必要です。さらに、暖まった空気は上にたまりやすいため、サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させることも有効です。
 
また、エアコンのフィルターをこまめに掃除したり、室外機の周りに物を置かないようにしたりすることで、エアコンの暖房効率が高まります。
 

エアコンを24時間つけっぱなしにするなら使い方を工夫しよう

ペットのためにエアコンを24時間つけっぱなしにした場合、1日で約475円かかり、1ヶ月で約1万4250円かかることが分かりました。今回ご紹介したポイントを意識して、エアコンの使い方を工夫することで、消費電力を抑えて電気代の節約に効果的です。
 
なるべく電気代を抑えつつ、ペットが快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。
 

出典

株式会社ピクシー 冬本番! 犬や猫の寒さ対策に使っている暖房器具で注意すべきことは? :ペット保険比較のピクシー(PRTIMES)

東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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