更新日: 2024.10.10 その他家計
通帳の記帳を忘れていたら合計額で印字されました。内容の明細が欲しい場合はどうしたらよいですか?
本記事では、通帳を記帳したときに合算表記となる期間や明細を取り寄せる方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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通帳の合算とは何か
長い間通帳の記帳をしておらず、金融機関が定めた期間や取引数を超えた場合、個々の取引明細ではなく合計額がまとめて記載されます。どれくらいの期間記帳がないと合算記載になるかは、金融機関によって異なります。
例えば、ゆうちょ銀行の場合、未記帳の取引明細が30行を超えると合算になるので、取引件数が多いと短期間で合算表記になることもあるでしょう。
通帳が合算表記になると、取引の証明が欲しい場合などに不便です。ATMで定期的な記帳を心がけるとよいでしょう。
合算表記を防ぐにはどうする?
合算表記を防ぐには定期的に通帳記帳をするか、無通帳口座(Web)にするのがおすすめです。無通帳口座は、通帳がなくなる以外にお得なサービスが受けられる場合もあり、金融機関も推奨しています。
ただし、無通帳口座は本人以外に口座の存在が分からなくなりがちなどのデメリットもあります。いざというときに備えて、口座を開いている金融機関一覧などを家族に知らせておくとよいでしょう。
長時間使っていない口座は未利用口座管理手数料がかかる
長期間入金・出金など取引がない口座は、不正利用を防ぐなどの理由で未利用口座管理手数料がかかります。手数料は金融機関によって異なりますが三菱UFJ銀行やみずほ銀行などのメガバンクは1320円です。
どれくらいの期間取引がないと手数料がかかるかは、金融機関によって異なります。
例えば、三菱UFJ銀行の場合は、2021年7月1日以降に開設された2年以上未利用の普通預金口座から、未利用口座管理手数料がかかります。使っていない口座がある場合は、早めに解約するのがおすすめです。進学、就職、結婚、引っ越しなどの機会に開設した口座の見直しをしましょう。
休眠口座になると預金は民間公益活動に回されることも
休眠預金等活用法に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上取引のない預金(休眠預金など)は、民間公益活動に活用されます。普通預金だけでなく、定期預金も対象です。
休眠口座になっている口座も預金の引き出しは可能ですが、窓口での手続きが必要になります。金融機関によって手続き方法が異なるので、預金を引き出す前に確認してください。
合算して記載された通帳の明細を取り寄せる方法
合算して記載された通帳の明細は「取引明細証明書」を発行してもらえば確認できます。また、Web上では口座の取引明細を見られる金融機関もあるので、そちらを印刷する方法もあります。
取引明細証明書の発行方法は金融機関によって異なるので、確認したうえで申し込んでください。例えばみずほ銀行の場合、1ヶ月ごとに手数料が330円かかります。また、同行の場合原則として郵便でのお届けとなり、申し込みから到着まで2~3週間の時間がかかります。時間に余裕を持って申し込みましょう。なお、取引明細手数料は金融機関によって異なります。
通帳の記載はお金の流れを把握するうえでも重要
通帳の明細があれば、いつどのような取引があったかを証明できます。例えば、介護などで親の通帳を管理していた場合、その後の相続手続きなどで明細が役立つケースもあるでしょう。したがって、口座の持ち主や使い方によっては、定期的な記載が必要です。
定期的な記載がどうしても難しい場合は、無通帳口座に切り替えるなどしておくのがおすすめです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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