更新日: 2023.12.08 その他家計

エアコンが壊れたのですが、「ファンヒーター」と新しい「エアコン」どっちを買うかで迷っています。初期コストはどちらがお得ですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

エアコンが壊れたのですが、「ファンヒーター」と新しい「エアコン」どっちを買うかで迷っています。初期コストはどちらがお得ですか?
エアコンやファンヒーターを買いたいけれど、どちらを選べばいいのか分からない方もいるのではないでしょうか。暖房器具は安い買い物ではないため、買い替えるならば、なるべく初期費用を抑えたいものです。
 
本記事では、エアコンとファンヒーターの初期費用を比較するとともに、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
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エアコンとファンヒーターの初期コストを比較

「小売物価統計調査」によると、ルームエアコン1台の価格は8万683円、温風ヒーター1台の価格は2万3975円です。購入費だけで比較すると、ファンヒーターを導入するほうがお得といえます。
 
しかし、エアコンとファンヒーターにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、特徴を把握したうえで、自分のライフスタイルに合った機器を選択することが大切です。
 

エアコンで暖をとるメリット

エアコンを利用する主なメリットは、以下のとおりです。


・火を使わないため、やけどや火災の心配がない
・天井に近い壁に設置するため、子どもの手が届きにくい
・多くの建物で利用できる
・部屋全体を暖めるのに役立つ
・燃焼しないため、部屋の空気をきれいに保てる
・夏場は冷房でも使える

エアコンは、ほとんどの建物で設置が可能です。火を使わない暖房器具なので、やけどや火災の心配がありません。また、本体は天井の近くに設置するため、子どもが触って壊してしまうおそれもないでしょう。
 
エアコンには部屋全体を暖めるメリットがあり、石油ストーブのように燃焼はしないため、部屋の空気を汚さずに暖められます。
 

エアコンで暖をとるデメリット

エアコンを利用する主なデメリットは、以下のとおりです。


・本体価格が高額
・長時間つけていると乾燥しやすい
・カビや雑菌が繁殖しやすい
・室外機を設置するスペースが必要
・寒さが厳しい地域では暖房効果が落ちやすい

エアコンはファンヒーターに比べると本体価格が高額です。また長時間つけていると、部屋の空気が乾燥しやすいというデメリットがあります。また長年使っていると、エアコン本体の中にカビや雑菌が繁殖しますので、定期的なクリーニングが必要です。
 
さらに、ベランダや庭に室外機を置くスペースが必要ですので、あらかじめ確認しておく必要があります。
 

ファンヒーターで暖をとるメリット

ファンヒーターを利用する主なメリットは、以下のとおりです。


・手軽に利用できる
・素早く温風が送り出される
・一部分を暖めるのに役立つ
・狭い場所でも利用できる
・持ち運びが可能
・こまめな換気が不要
・火災リスクが低く、安全性が高い

ファンヒーターは、用途に合わせてさまざまなサイズが販売されているため、手軽に利用できます。素早く温風を発生させて、部分的に温めるのに役立ちます。
 
サイズによって持ち運びも可能で、狭い場所で利用できることもメリットの一つです。電気タイプであれば、燃焼しないために火災リスクが低く、安全性が高いといえます。
 

ファンヒーターで暖をとるデメリット

ファンヒーターを利用する主なデメリットは、以下のとおりです。


・広い場所は暖まりにくい
・空気が乾燥しやすい
・製品によってはファンの作動音が大きい

ファンヒーターは、狭い場所を温めるのに役立ちますが、広い場所は暖まりにくいというデメリットがあります。また空気が乾燥しやすいため、加湿対策が必要です。
 
種類によってはファンの作動音が大きく、就寝中に気になる方もいるでしょう。就寝中に利用したい方は、購入前に作動音の大きさをチェックすることが大切です。
 

本体価格と目的のバランスを見て使い分けましょう

平均的な本体価格だけを見ると、エアコンのほうが高額で、ファンヒーターは手軽に手に入れやすいといえます。しかしエアコンとファンヒーターには、それぞれメリット・デメリットがあります。
 
価格面だけではなく、自分の使用目的に合っているかどうかも確認してから、暖房器具を選ぶとよいでしょう。また、どちらも乾燥しやすいというデメリットがあるため、利用する際には、加湿対策を行うことが大切です。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)小売物価統計調査(動向編) 表番号2 主要品目の東京都区部小売価格【2022年10月~2023年10月】(2023年10月)「3001 民営家賃」~「4515 清掃代」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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