更新日: 2024.10.10 その他家計
職場の自販機で一杯「100円」のカップコーヒーを購入するのと、水筒にコーヒーを入れて持っていくのではどちらがお得ですか?
本記事では、職場の1杯100円のコーヒーを購入し続ける場合と、コーヒーを入れた水筒を持参する場合にかかる費用を計算して比較していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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職場のコーヒーと水筒で持参するコーヒーの価格を比較
ここでは、職場でカップコーヒーを購入するのと水筒を持参するのでは、どのくらい費用の差があるかを紹介します。
職場の自販機で1杯100円のカップコーヒーを購入する場合
職場の自販機で1杯100円(150ml)のカップコーヒーが販売されていると想定して費用を算出します。お昼休憩と夕方一息つくときにそれぞれ1杯ずつ、1日に2回飲む場合、200円の費用がかかります。
1ヶ月の出勤が20日間だとすると、費用は以下のとおりです。
100円/杯×2回×20日間=4000円
半年間にかかる費用は以下のとおりです。
100円/杯×2回×20日間×6ヶ月=2万4000円
1杯100円と聞くと安く感じますが、毎日飲み続けると半年で2万円を超える出費になることがわかりました。
コーヒー飲料を購入して水筒で持参する場合
コーヒー飲料を購入して、水筒で持参する際の費用を算出します。なお、2023年10月の小売物価統計調査によるとコーヒー飲料1000mlあたりの価格は139円です。
カップコーヒーを購入した際の分量と合わせるため、水筒で持参する量は1日あたり300mlとします。また、1ヶ月の出勤は20日間とします。
コーヒーを水筒で持参した場合、1ヶ月にかかる費用は以下のとおりです。
300ml÷1000ml×139円×20日間=834円
半年間にかかる費用は以下のとおりです。
300ml÷1000ml×139円×20日間×6ヶ月=5004円
職場でカップコーヒーを購入する場合と比較して、約5分の1以下でコーヒーが楽しめるとわかりました。
仕事中にコーヒーを飲むことで期待できる効果
気分をリフレッシュさせるためや、集中できるよう仕事の休憩や仕事中にコーヒーを飲む方は多いでしょう。ここでは、実際にコーヒーを飲むことで期待できる効果を紹介します。
集中力の向上
コーヒーを飲むと集中力アップ効果が期待できます。コーヒーに含まれるカフェインを摂取すると、中枢神経の活性化や筋肉の動きが活発化するといわれています。
さらに、脳内の情報処理能力が高まるので、選択的注意力が上がるという報告もあります。そのため、コーヒーを飲むと集中力が高まり、業務がはかどるといえるでしょう。
ストレス軽減・リラックス効果
カフェイン入りの歯磨きにより疲労感や倦怠(けんたい)感の低下だけでなく爽快感や頭のすっきり感の増加がみられるとの研究報告があるように、コーヒーに含まれるカフェインによっても同様の効果が得られると考えられます。
仕事によるストレスで気分が下がるときは、コーヒーを飲むことで、ストレスを抑制できる可能性があるといえるでしょう。
気持ちを切り替えたいときや気分をリフレッシュさせたいときはコーヒーを試してみましょう。
職場のカップコーヒーよりも自宅から持参の方がお得に飲める
今回、職場の1杯100円のカップコーヒーと自宅から水筒で持参するコーヒーの比較を行いました。費用面をみると水筒で持参すると5分の1以下の費用でコーヒーを楽しめます。コーヒーには仕事がはかどるさまざまな効果が期待されているため、費用を抑えつつも仕事の気持ちを切り替えるためにたしなむのも良いでしょう。
出典
政府統計の総合窓口(e-Stat) 「小売物価統計調査 / 小売物価統計調査(動向編)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー