更新日: 2024.10.10 その他家計

親宅の暖房はストーブのみ。「安い」と言っていますが灯油も値上がりしています。コストはどのくらいなのでしょうか?

親宅の暖房はストーブのみ。「安い」と言っていますが灯油も値上がりしています。コストはどのくらいなのでしょうか?
実家で石油ストーブを使ってその暖かさに感動した経験がある方は多いでしょう。しかし、石油ストーブのコストに疑問を抱く方もいるかもしれません。
 
本記事では、石油ストーブを利用する際のコストについて解説します。さらに、石油ストーブを使用するメリットやデメリット、注意点についても説明します。石油ストーブに興味がある方は、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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石油ストーブを利用する際のコスト

経済産業省資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」によれば、灯油価格の全国平均は1リットルあたり116.2円です。※調査日2023年12月4日の場合
 
石油ストーブの燃料消費量が0.275L/hの場合、1時間あたりのコストは31.9円となります。例えば、1日8時間、月30日使用した場合のコストは、約7656円です。

 

石油ストーブを利用するメリット

石油ストーブを利用するメリットには、電気代がかからないことと、災害時に役立つことがあります。
 
石油ストーブのメリットを事前に理解しておくことで、他の暖房器具との比較が容易になります。また、利用シーンのイメージもしやすくなるでしょう。本項では、石油ストーブを利用する際のメリットについて詳しく紹介します。

 

電気代がかからない

石油ストーブを利用するメリットは、電気代がかからないことです。石油ストーブは灯油を燃料として使用するため、電力を必要としません。
 
通常、夏より冬のほうが電気代が高くなる傾向がありますが、石油ストーブを利用することで電気代を気にせずに済みます。このため、電気代の高騰などの影響も受けません。

 

災害時に役立つ

災害時の暖房器具として役立つのも、石油ストーブのメリットです。例えば、地震などの災害で停電が発生した場合、暖房やファンヒーターなどの暖房器具を使用することが難しくなります。
 
一方、石油ストーブは電力を必要とせず、灯油を燃料としているため、停電時でも利用できます。部屋を暖かく保つだけでなく、明るさも提供し、湯沸かしや調理にも活用可能なため、災害時にも非常に便利です。石油ストーブは災害時にも頼りにされる暖房器具として注目されています。

 

石油ストーブを利用するデメリット・注意点

石油ストーブを使用する際のメリットだけでなく、デメリットや注意点を理解しておくことは重要です。
 
デメリットや注意点を把握することで、自分に適した暖房器具かどうかを判断しやすくなります。また、使用時の災害リスクを軽減することも可能です。本項では、石油ストーブを使用する際のデメリットと注意点について詳しく説明します。

 

燃料を入れる手間がかかる

石油ストーブのデメリットは、燃料を補充する手間がかかることです。石油ストーブを使用する際には、灯油の補充が欠かせません。寒い中に灯油を購入し、補充する必要があります。
 
補充作業を怠ると、燃料切れになり、石油ストーブを利用できなくなるため注意が必要です。石油ストーブを使用する際は、他の暖房器具と比較して使用に手間がかかることに備える必要があります。

 

火災リスクがある

残念ながら、毎年のように石油ストーブが原因で火災が発生しています。石油ストーブは非常に便利ですが、取り扱いには十分な注意が必要です。
 
例えば、石油ストーブの周囲に可燃物を置いてしまうと、火災の危険性が高まります。また、一酸化炭素中毒のリスクも潜んでいるため、定期的な換気が不可欠です。灯油を燃焼させる石油ストーブの使用は、火災や一酸化炭素中毒などのリスクに十分な警戒が必要です。

 

石油ストーブは財布にやさしい! ただし注意して利用しよう!

石油ストーブは非常に暖かく、電気代が発生しない利点があります。灯油を燃料としているため、停電時にも頼りになります。ただし、使用する際には灯油の補充が必要であり、また、定期的な換気が不可欠です。
 
石油ストーブを利用する際のコストはそれほど高くありません。興味がある方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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