更新日: 2024.01.05 貯金

「宝くじ付き定期預金」で1億円が当たりました。どんなデメリットがありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「宝くじ付き定期預金」で1億円が当たりました。どんなデメリットがありますか?
宝くじ付き定期預金に魅力を感じる一方で、デメリットや注意点を知りたいと思う方もいるでしょう。定期預金は一定期間にわたって資金を預ける必要があるため、メリットとデメリットを考慮し、慎重に判断することが重要です。
 
本記事では、宝くじ付き定期預金のメリットとデメリット、注意点について詳しく解説します。宝くじ付き定期預金について正しく理解して、自分に最適な定期預金かどうか判断してみてください。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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宝くじ付き定期預金とは

宝くじ付き定期預金は、預金額に応じて宝くじがもらえる定期預金の一種です。通常の普通預金よりも金利が高い定期預金に一定金額を一定期間預け入れることで、金額や期間に応じてドリームジャンボや年末ジャンボなどの宝くじが受け取れます。もちろん、宝くじが当選した場合は当せん金全額を受け取ることができます。
 

宝くじ付き定期預金のデメリット

宝くじ付き定期預金のデメリットには、まとまった預金や一定期間の預金が必要であること、そして金利が低いことなどが挙げられます。これらのデメリットを理解しておくことで、宝くじ付き定期預金が自分に適しているかどうかを判断しやすくなります。
 
本項で宝くじ付き定期預金のデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
 

宝くじをもらうにはまとまった預金が必要

宝くじ付き定期預金のデメリットの一つとして、宝くじを受け取るためにはまとまった預金が必要であることです。例えば、「100万円を預け入れると宝くじが5枚もらえる」が挙げられ、最低100万円という金融機関が多いです。
 
1万円や10万円の預金では宝くじを獲得することが難しいことが多いため、注意が必要です。
 

一定期間の預金が必要

宝くじ付き定期預金を利用して宝くじを受け取るには、一定期間の預金が必要です。多くの金融機関では、3年以上の預金期間としているため、預入期間にも注意する必要があります。そのため、宝くじの抽選日が近づいてきたからといって、急いで定期預金を始めても宝くじを受け取れない可能性があります。
 
また、宝くじ付き定期預金は商品自体が定期預金となるため、基本的に一度預金すると預入期間中はお金を引き出すことはできません。
 

金利が低い

宝くじ付き定期預金には、他の定期預金に比べて金利が低いというデメリットがあります。金利が低いと、受け取る利息も少なくなります。そのため、金利が高い他の定期預金を利用するか、金利は低くても宝くじ付き定期預金を利用するか、慎重に選択することが重要です。宝くじ付き定期預金に即座に飛びつくのではなく、複数の定期預金の金利を比較し、総合的に判断しましょう。
      

宝くじ付き定期預金のメリット

宝くじ付き定期預金を利用する主なメリットは、以下のとおりです。
 

●宝くじの購入費用を節約できる
●夢を追いながら貯金できる
●定期預金を始めるきっかけになる

 
定期預金を通じて、宝くじを数枚から数十枚受け取ることができ、それにより宝くじの購入費用を節約できます。また、「預金して受け取る宝くじが高額当せんするかもしれない」といった夢を抱きながら貯金できるのも魅力の一つです。
 
さらに、普段から定期預金を考えているが踏み切れない方にとっては、よいきっかけとなるでしょう。
 

宝くじ付き定期預金の注意点

宝くじ付き定期預金を利用して途中解約すると、宝くじの受け取りや当せん金が無効になる可能性があるため、注意が必要です。宝くじ付き定期預金の口座は、途中解約をしないことを前提とすることをおすすめします。また、宝くじ付き定期預金を扱う金融機関は限られているため、通常利用している金融機関では取り扱いがない場合があります。
 
なお、定期預金の景品として付与される宝くじは預貯金の利子として扱われ、源泉徴収の対象になるため、その点にも注意が必要です。
 

宝くじ付き定期預金はデメリットや注意点も考慮して判断することが大切

宝くじ付き定期預金を利用すると、預金額に応じて宝くじがもらえるため、宝くじの購入費用を削減できます。同時に、定期預金を始めるきっかけとなり、高額当せんの可能性も広がります。
 
ただし、宝くじを受け取るには一定の預金額が必要な場合があり、他の定期預金と比較して金利が低いことにも注意が必要です。宝くじ付き定期預金に興味を持っている方は、メリットやデメリット、注意点などを総合的に判断し、慎重に検討することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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