更新日: 2024.10.10 働き方
上司がいつもランチを奢ってくれます。友人は「何かお返しをしないとマナー違反だよ」と言いますが、そうなのでしょうか?
本記事では、上司が部下にランチをおごる理由をはじめ、お返しをしないのはマナー違反に当たるのかどうかを解説します。その他にも、上司がランチをおごってくれる際に、マナー違反となるのはどんな行動なのかもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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上司がランチをおごってくれるのには理由がある
上司がランチをおごってくれるとなったら、素直に受け入れるようにしてください。上司がランチをおごってくれたことに対する見返りを求めている可能性は低く、主に以下のような理由があるようです。
●部下とのコミュニケーションを取りたい
●部下に対しての見栄やよく思われたいと考えている
●上司もこれまでに上司におごってもらってきた
●部下に対する慰労と仕事を行うに当たっての活力向上
上司が部下にランチをおごることで、正しい関係を築けたり、部下からの感謝や恩につながったりします。強い組織作りにも有効な方法であり、上司との関係が良好なことで業務上の成果を上げられる可能性も高まるでしょう。
お返しをしないのはマナー違反ではない
上司からランチをおごってもらった際に、お返しをしないだけでマナー違反にはなりません。
株式会社Leo Sophiaが運営するカードローン情報サイト「カードローンの学び舎」が実施した「後輩・部下に奢るときに関するアンケート」によると、「奢ったあとのお返しは何が望ましいか?」との質問に対して、上司の37%が「なし」、36%が「お礼」と回答しました。
上記より、上司がお返し欲しさにおごっている可能性は低いことが分かります。上司として部下とのコミュニケーションを取ることや、慰労、これからも仕事を頑張ってほしいといった意味が含まれており、業務の一環ともいえる行為でしょう。
お返しをしたいのであれば、仕事を頑張って成果を上げることを最優先に考えてみてください。
上司がおごってくれる際にマナー違反となる行動
上司がランチをおごってくれたことに対するお返しをしないことはマナー違反にあたらないでしょう。しかし同調査では、上司が奢りたくないと感じる部下について、「遠慮がない人」(28%)「奢ったのにお礼がない人」(14%)と回答しました。したがって、以下の行動には十分に注意してください。
●お礼を伝えない
●おごりと理解していても支払うそぶりは見せない
●高すぎるものを注文する
マナー違反となる行動によって、今後の関係性などに影響を与える場合があります。「今日はランチをおごってよかった」「良好な関係を築いていきたい」と上司に思ってもらうためにも、普段から意識しておくといいでしょう。
お礼を伝えない
上司にランチをおごってもらったら、必ず「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」とお礼を伝えるのが基本的なマナーです。さらに、会社に戻ってから、次に顔を合わせたときなどに改めてお礼を伝えるのが感謝の意思を示すのにいいでしょう。顔を合わせる機会を逃したり、次の日が休業日だったりする場合は、メールでお礼を伝えてみてください。
間違ってもお礼を言わない、おごってもらって当たり前の態度を取るのは厳禁です。
おごりと理解していても支払うそぶりを見せない
上司からランチをおごってもらえると理解していても、最初から当たり前のように受け入れてはいけません。会計の際に財布を取り出したり、支払金額を確認したりするのは、最低限のマナーです。また、先に食事が済んだからといって、支払いのことを一切気にせず、自分だけ会社に戻るといったことも失礼に当たるので控えましょう。
高すぎるものを注文する
上司のおごりだからといって「普段は食べられない高いものを注文しよう」と考えるのは厳禁です。上司の懐事情が必ずいいとはかぎりません。何を注文していいか分からなければ、上司や他の同僚と同じものにしたり、上司におすすめを伺ってみたりするといいでしょう。
マナー違反に注意して上司とのランチを楽しもう
上司がいつもランチをおごってくれることに対し、物によるお返しをしないことでマナー違反になりません。何かお返しをしたいなら仕事を頑張る、成果を上げることを最優先に考えてみるといいでしょう。上司自身もお返しが欲しくてランチをおごっている可能性は低いです。
おごってもらう際に失礼にならないようにマナーには十分に注意して、上司とのランチの時間を楽しんでみてください。
出典
株式会社Leo Sophia 後輩・部下に奢るときに関するアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー