更新日: 2024.01.10 その他家計

暗闇が苦手なので、寝るときは豆電球をつけています。年間の電気代はいくらになるでしょうか?

暗闇が苦手なので、寝るときは豆電球をつけています。年間の電気代はいくらになるでしょうか?
夜、暗闇に包まれるのが苦手で、安心して眠るために豆電球をつけたままという人もいるのではないでしょうか。しかし、いつも豆電球をつけていると、電気代にどれほど影響を与えているのかと気になることもあるはずです。
 
そこで今回は、豆電球を使用することによる年間の電気代を計算し、豆電球の種類やコスパも含めて、その結果を詳しく解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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豆電球の種類や特徴とは

豆電球には、白熱球を使用した「通常の豆電球」と「LED豆電球」があり、それぞれ異なる特徴があります。通常の豆電球は、内部のフィラメントを発光させて光を生み出すことが特徴です。これは一般的な電球の形態であり、リーズナブルな価格で売り出されています。
 
一方で、LED豆電球は光源にLEDを採用しているのが特徴です。LEDは「Light Emitting Diode」の略で、消費電力が少なく寿命が長いというメリットがあります。
 
この2つの豆電球の大きな違いは、光源による省エネ性です。LED豆電球は、白熱球による通常の豆電球に比べると、はるかに省エネ性に優れ、環境にも優しく寿命も長いとされています。
 
通常の豆電球に比べて初期費用は高いものの、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。これらの違いを理解することで、使用状況に応じた適切な豆電球を選ぶことが可能です。
 

どちらのコスパが上? 2種類の豆電球の年間に使う電気代を計算してみた

ここでは、年間にかかる電気代を、通常の豆電球とLED豆電球ごとに計算し、それに本体価格や電球の寿命も加味して、どちらのコスパが上かを紹介しています。
 

・2種類の豆電球の年間電気代

一般的に、通常の豆電球の消費電力は5W程度とされています。これをもとに、電気代の目安単価を31円/kWhとして8時間連続で点灯させた際の電気代を計算すると1.24円です。1年間で考えると、1ヶ月を30日とした場合、1.24円×30日×12ヶ月で446.4円かかります。
 
一方、LED豆電球に切り替えると、消費電力が約0.5Wであるため、かかる電気代は通常の豆電球の約10分の1です。つまり、1年間にかかる電気代は44.64円となり、大幅な節約ができます。
 

・2種類の豆電球のコスパ比較

本体価格の面で考えると、通常の豆電球が1個あたり50円から100円程度なのに対し、LED豆電球は300円から500円程度と高価です。両者を比較すると、約250~400円の差があることが分かります。
 
これだけを考えると、先ほど紹介した年間の電気代の差は、あまり意味がないように感じる人もいるでしょう。
 
しかし、LED豆電球のメリットは、その寿命の長さにもあります。エネチェンジ 電気とガスのかんたん比較サイトによると、「通常の豆電球の寿命は2,000時間程度」としており、LED豆電球にかんしては「寿命は40,000時間」としています。
 
これをもとに計算すると、毎日8時間使用した場合、通常の豆電球は約250日で交換が必要になります。一方、LED豆電球は約5000日、つまり約13年以上も使用可能です。
 
結果的に、LED豆電球は初期投資が高いものの、電気代の安さと交換頻度の少なさにより、長期的には非常にコスパがよい選択といえるのです。
 
そのため、次に豆電球を交換する際には、LED豆電球への切り替えを検討する価値が十分にあるでしょう。なお、このLED豆電球の長寿命により、電球を頻繁に交換する手間も省けます。
 

節約の第一歩を豆電球から始めましょう

暗闇が苦手な人は、豆電球を使うことで夜の不安をやわらげることができるでしょう。しかし、豆電球にかかる電気代については、案外見過ごされがちです。今回は、豆電球の種類や使用時間、そして1年間にかかる電気代について詳しく解説しました。
 
また、豆電球の寿命も含めたコスパについても紹介しています。1年間で考えると、豆電球にかかる電気代は少額かもしれません。しかし、節約への第一歩として意識することは、大切といえるでしょう。
 

出典

エネチェンジ 電気とガスのかんたん比較 豆球を付けっぱなしで掛かる電気代は?節約方法も!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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