ママ友が5人家族で一人一部屋だそうです。ぜいたくすぎると思うのですが、電気代はどれくらいかかっているのでしょうか?

配信日: 2024.01.12 更新日: 2024.10.10

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ママ友が5人家族で一人一部屋だそうです。ぜいたくすぎると思うのですが、電気代はどれくらいかかっているのでしょうか?
「マイホームの購入を検討しているけど、子どもに一人一部屋ずつ与えたら電気代はどれくらいかかるのかな?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。広い家に引っ越すと、使用するエネルギー量が増えるため、光熱費は高くなるのが一般的です。今よりも広い家に引っ越すにあたって、家庭にどの程度の経済的影響が出るのか気になる方も多いでしょう。
 
そこで本記事では、子ども3人に各部屋を与えた際の電気代や節約方法について解説します。今回は、冬場における「暖房費」にフォーカスします。
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一部屋あたりと10年間の電気代

寒くなると、暖房をつける機会が増えます。冬場における1部屋あたりの暖房代について、東京電力の従量電灯Bプランを参照しながらシミュレーションします。
 
2023年12月末現在、従量電灯Bプランでは、最初の120kWhまでの電力量料金が「1kWhあたり30円」、120kWhを超えて300kWhまでが「1kWhあたり36.60円」、300kWhを超えると「1kWhあたり40.69円」です。
 
一般的な8畳タイプのエアコンを使用した場合、1時間あたりの消費電力は500W程度です。毎日5時間つけた場合の暖房代をシミュレーションしてみましょう。
 

●0.5kWh×5時間×30円/kWh=75円(1日あたり)
●75円×30日=2250円(1ヶ月あたり)

 
12~3月の4ヶ月間に渡って毎日暖房をつけた場合、9000円となります。子どもが3人いる場合は、子ども部屋だけで毎冬2万7000円の出費です。
 
もちろん、この数字は最も安い「最初の120kWhまで(第1段階料金)」で計算しているうえに、将来のインフレを考慮していません。実際には、さらに高くなるケースが多いです。
 
広い家に引っ越す、あるいはマイホームを購入する際に各子どもに部屋を与える場合、暖房代は高くつきやすい点は押さえておきましょう。
 

電気代を減らす方法は

電気代は節電の工夫を実践すれば、長期的に抑えられます。具体的に、暖房費を抑える方法として以下が挙げられます。
 

●冬の暖房時の室温は20度を目安にする
●暖房は必要なときだけつける
●フィルターを月に1回か2回清掃する
●厚手で床まで届くカーテンを使用する
●扇風機を使って暖まった空気を循環させる
●室外機のまわりに物を置かない
●断熱マットを床に敷く

 
経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によれば、外気温度が6度のときに暖房の設定温度を21度から20度にした場合、年間で約1650円の節約効果が見込めます。また、設定温度20度の暖房の使用時間を1日1時間短縮した場合、年間で約1260円の節約効果が見込めます。
 
マイホームを購入し、部屋が増えると電気代負担が重くなりやすいです。日ごろから節約意識を持ち、消費電力を抑える工夫を施せば電気代を抑えられるでしょう。
 

まとめ

広い家に引っ越したときや部屋の数が増えると、電気代の負担は重くなりがちです。子どもの成長に伴って、マイホームの購入を検討する家庭は多いでしょう。マイホームを購入すると、家そのものの購入代金や住宅ローンに意識が向きがちですが、電気代が増える点も意識するべきです。
 
特に、冬場は暖房を使う影響から電気代が高くなりやすいです。長期的に節約を継続すれば最終的に大きな経済効果を得られるため、ぜひ本記事で紹介したような節約方法を実践してみてください。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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