ハイオクの車に乗っていますがガソリン代が高いので「レギュラーガソリン」の車に買い替えたいです。いくらお得になりますか?

配信日: 2024.01.19 更新日: 2024.10.10

この記事は約 4 分で読めます。
ハイオクの車に乗っていますがガソリン代が高いので「レギュラーガソリン」の車に買い替えたいです。いくらお得になりますか?
車を保有している方はガソリンスタンドで給油する際に、ハイオクとレギュラーの表示を見て「何が違うのだろう」と疑問に思うこともあるでしょう。
 
今回はハイオクとレギュラーの違いや、それぞれの車種を紹介します。自分の乗りたい車の車種だけでなく、ガソリンの種類にも注目してみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

各ガソリンの価格差はどれくらい?

経済産業省資源エネルギー庁「石油価格調査」によると、レギュラーガソリンの価格は175.5円でした(2024年1月9日時点)。
 
ハイオクガソリンは186.3円で、さらに11円高い傾向があるため、積み重なると大きな金額の差になります。今回は下記の価格で仮定し、1ヶ月にどれくらいの差があるか計算してみました。なお、今回はどちらも走行距離は1ヶ月あたり500kmで燃費は20km/Lとします。

レギュラーガソリン 175円(L)
ハイオクガソリン 186円(L)

レギュラーガソリンでは「175(価格)×500(距離)÷20(燃費)」で月々4375円のガソリン代がかかります。ハイオクガソリンは「186(価格)×500(距離)÷20(燃費)」で月々4650円のガソリン代がかかることが分かりました。
 
ただし、ハイオク車は走行性能が高い反面、燃費性能が低い傾向にあり、仮にハイオク車で燃費が10km/Lだった場合はガソリン代が9300円になります。車を購入する際には、ガソリンの差額だけでなく燃費性能にも注目することをおすすめします。
 

ハイオク車とレギュラー車はどんな車種がある?

ここではハイオク車とレギュラー車の代表的な車種を紹介します。
 

ハイオクガソリンを入れられる車

下記はハイオクガソリンが推奨されている車種です。


・トヨタ 86
・日産 GT-R
・トヨタ ランドクルーザー
・トヨタ アルファード/ヴェルファイア(3.5LV6エンジン車の場合)

スポーツカーや馬力のある車はハイオクガソリンの指定や推奨が見られます。
 

レギュラーガソリンを入れられる車

レギュラーガソリンを入れられる車は多くありますが、代表的なものは下記のとおりです。


・ダイハツ タント
・スズキ ソリオ
・日産 マーチ
・トヨタ シエンタ
・日産 セレナ

街乗りにぴったりな車の場合、レギュラーガソリンで済む可能性が高いでしょう。
 

ハイオクとレギュラーガソリンの違い

ハイオクとレギュラーガソリンの違いは「価格」と「オクタン価」です。ハイオクガソリンは値段が高くなっているだけでなく、オクタン価も高い傾向にあります。
 
なお、オクタン価とはエンジン内部でノッキング(異常燃焼)が起こりにくくなったり、走行性能が高くなったりする数値を表します。オクタン価は車の走行に反映されるため、走行性能を重視するスポーツカーにはハイオク車が多い傾向があります。
 

ハイオク車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるのか?

ハイオクガソリンが指定・推奨されている自動車にレギュラーガソリンを入れると、燃費性能や走行性能が十分に発揮されない恐れがあります。
 
また、レギュラーガソリンを入れ続けると故障の原因にもなるため、ハイオク車へのレギュラーガソリン給油は避けましょう。すぐに故障することはないとしても、少しずつ性能が落ちたりエンジントラブルの元になったりします。
 
一方、レギュラーガソリン車にハイオクガソリンを入れても大きな問題は発生しません。ただし、車の性能が向上するような効果は得られないでしょう。
 

ガソリン代が気になるならハイブリッド車も検討しよう

ガソリン代が気になる場合はハイブリッド車もおすすめです。多くのメーカーがハイブリッド車を販売しており、燃費性能や維持費の低下に成功しています。下記は人気が高いハイブリッド車やモデルです。


・トヨタ プリウス
・ホンダ ヴェゼル(ヴェゼル e:HEV)
・トヨタ ヤリスクロス HYBRID
・ホンダ フリード ハイブリッド

近年、各メーカーが発売する車には、一つの車種でガソリン車とハイブリッド車があります。ハイブリッド車はグレードを問わず、ガソリン車よりも車体価格が高めですが、ガソリン代は抑えられるでしょう。
 
また、ハイブリッド車の場合、ガソリン車と比較して走行時の静粛性も高い傾向にあります。これまでガソリン車のみに乗っていた場合は、ディーラーや中古車販売店でハイブリッド車もチェックしてみるのもいいでしょう。
 

お気に入りの車を探すならガソリンの種類もチェックしよう

ハイオクとレギュラーガソリンは値段の違いだけでなく、走行性能にも影響します。そのため、ハイオクの指定がある場合は必ず指示に従いましょう。また、車の維持費が気になる場合はハイブリッド車の検討もおすすめです。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査
 
※2024/1/19 記事を一部修正いたしました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集