更新日: 2024.01.18 その他家計

【在庫処分は必要?】冷蔵庫も冷凍庫も食品でパンパン! 中身が多いとそれだけ電気代もかさむでしょうか? よい節電方法はありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【在庫処分は必要?】冷蔵庫も冷凍庫も食品でパンパン! 中身が多いとそれだけ電気代もかさむでしょうか? よい節電方法はありますか?
「冷蔵庫と冷凍庫が食品でパンパンだと電気代は高くなる?」「冷蔵庫・冷凍庫の節電方法があれば教えてほしい」という人も多いでしょう。
 
結論を先に示すと、食品を詰め込むと冷蔵庫の電気代は高くなり、冷凍庫の電気代は安くなる傾向があります。ここでは、冷蔵庫・冷凍庫の使い方が電気代に与える影響と冷蔵庫・冷凍庫の節電方法を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

食品を隙間なく詰め込むと冷蔵庫・冷凍庫の電気代は高くなる?

近所にスーパーがない、買い物に出掛ける暇がないなどの理由で、冷蔵庫・冷凍庫に隙間なく食品を詰め込んでいる家庭は多いでしょう。
 
このようなケースで気になるのが電気代です。冷蔵庫・冷凍庫の電気代は高くなってしまうのでしょうか。
 

・冷蔵庫の電気代は高くなる

冷蔵庫に食品を隙間なく詰め込むと、電気代は高くなりやすいことが分かっています。冷気の流れを食品が遮ってしまうからです。庫内を効率よく冷やせないため、無駄な電気代がかかってしまうのです。
 

・冷凍庫の電気代は安くなる

冷凍庫に食品を隙間なく詰め込むと、電気代は安くなりやすいことが分かっています。凍っている食品が保冷剤の役割を果たすため、冷凍庫を開けたときに庫内の温度が上昇しにくくなるからです。隙間があるときに比べて、電気代を抑えられるのです。
 

冷蔵庫・冷凍庫の節電方法

冷蔵庫・冷凍庫の電気代を節約したい場合、どのように節電をすればよいのでしょうか。ここからは具体的な節電方法を紹介します。
 

・収納する食品の量を調整する

冷蔵庫は、食品の詰め込みすぎを控えます。資源エネルギー庁が運営する「省エネポータルサイト」では、詰め込んだ状態から食品の量を半分にすると、年間で43.84kWhの節電、約1360円の節約になることが示されています。
 
冷凍庫の節電方法は反対です。庫内の8~9割を目安に食品などを詰め込みます。食品の量が足りない場合は、保冷剤などを代用しても構いません。
 

・庫内を整理する

庫内を整理することも大切です。収納しているものの所在が分からないと、ドアを開けている時間が長くなります。「省エネポータルサイト」によると、冷蔵庫のドアが開いている時間を20秒から10秒に短縮すると、年間で6.10kWhの節電、約190円の節約になるとのことです。
 

・ドアの開閉回数を減らす

ドアの開閉回数を減らすことも節電につながります。環境省が運営している「家庭でできる節電アクション」では、「冷蔵庫と冷凍室のドアの開閉回数がそれぞれ50回・16回の場合は、25回・8回の場合にくらべて消費電力量が約6%増加してしまう」ことが示されています。
 
必要なものをまとめて取り出すなどを心がけてドアの開閉回数を減らすことが重要です。
 

・食品を冷ましてから収納する

食品を冷ましてから収納することも大切です。食品を熱いまま冷蔵庫や冷凍庫に収納すると庫内の温度が上昇します。庫内を再び冷やすために、余計な電力を消費してしまいます。粗熱をとってから収納するとよいでしょう。
 

冷蔵庫・冷凍庫の特徴にあわせて節電しよう

冷蔵庫と冷凍庫では、節電のポイントが異なります。冷蔵庫は食品の詰め込みすぎを控えること、冷凍庫は食品を詰め込むことが節電につながります。両者それぞれの特徴に合わせて、収納する食品の量を調整することが大切です。
 
また、冷蔵庫・冷凍庫に共通する節電のポイントもあります。例えば、庫内を整理してドアの開閉回数と開閉時間を減らすことはどちらにも有効な節電対策です。この記事を参考に、冷蔵庫と冷凍庫の節電に取り組んでみてはいかがでしょうか。
 

出典

環境省 家庭でできる節電アクション
省エネポータルサイト 冷蔵庫
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集