更新日: 2024.02.08 その他家計

暖房の電気代が去年より1万円くらい上がっています。石油ストーブやガスのファンヒーターのほうが安いのでしょうか?

暖房の電気代が去年より1万円くらい上がっています。石油ストーブやガスのファンヒーターのほうが安いのでしょうか?
電気代の上昇もあり、エアコン(暖房)ではなく、石油ストーブやガスファンヒーターなどを検討する方もいるのではないでしょうか。
 
本記事では、エアコン(暖房)の電気代や、石油ストーブやガスファンヒーターの使用コストなどについて解説します。各製品の使用コストを比較して、暖房代の節約に役立ててください。
FINANCIAL FIELD編集部

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エアコン(暖房)の電気代

エアコン(暖房)の消費電力は、部屋の広さ(畳数)や機種によって異なりますが、一般的に450~1600ワット程度とされています。電気代の目安単価は、(公財)全国家庭電気製品公正取引協議会によれば、1キロワットアワーあたり31円(税込)です。
 
電気代は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)」で計算できます。この目安単価に基づいて、消費電力450~1600ワットのエアコンを1時間稼働させた場合の電気代は、13.95~49.6円となります。エアコン(暖房)を1日に5時間使用した場合の電気代は、69.75~248円になります。
 

石油ストーブの使用コスト

経済産業省 資源エネルギー庁の「石油製品価格調査」によれば、灯油価格は1リットルあたり116.9円です。※調査日2024年1月9日
 
一般的に、石油ストーブの燃料消費量は1時間あたり0.2リットルと見積もられています。したがって、灯油価格が116.9円の場合、1時間の使用コストは約23.38円です。例えば、石油ストーブを1日5時間使用した場合、コストは約116.9円になります。
 
製品などにもよりますが、石油ストーブの使用コストはエアコン(暖房)より安い可能性があります。
 

石油ストーブのメリット・デメリット

石油ストーブを利用するメリットは、次のとおりです。


・電気を使わない
・風でホコリが舞い上がらない
・音が静か
・部屋中が温まる
・加湿できる

石油ストーブは電気を使わず、灯油を利用します。このため、災害などで停電した際にも使用可能です。さらに、エアコン(暖房)とは異なり風が発生しないため、ホコリが舞い上がることなく、動作音も静かです。部屋全体が心地よく温まり、お湯を沸かせば加湿効果も期待できます。
 
一方で、石油ストーブには次のようなデメリットもあります。


・温度調節が難しい
・やけどのリスクがある
・灯油を補充する手間がかかる

石油ストーブ単体では温度の調整が難しいため、室温を調整する際には換気をしながら行う必要があります。また、やけどのリスクがあるため、特に小さな子どもがいる場合は注意が必要です。さらに、灯油を定期的に補充する手間もかかります。
 

ガスファンヒーターの使用コスト

大阪ガスによると、一般的なガスファンヒーターの燃費は1時間あたり約12円~です。例えば、1日5時間ガスファンヒーターを使用した場合のコストは、約60円~です。
 
製品や使用状況にもよりますが、ガスファンヒーターはエアコン(暖房)より使用コストをおさえられる可能性があります。
 

ガスファンヒーターのメリット・デメリット

ガスファンヒーターを使用するメリットは、次のとおりです。


・すぐに暖かい空気が出てくる
・空気が乾燥しづらい
・燃料を補充する手間がかからない
・持ち運びがしやすい

ガスファンヒーターはスイッチを入れると、すぐに暖かい空気が供給されます。そのため、急いで暖まりたいときに特に便利です。また、ガスは燃焼時に大量の水蒸気の発生させるため空気が乾燥しづらく、部屋の湿度を保つことができるので乾燥を気にせず過ごせます。
 
さらに、石油ストーブとは異なり灯油の補充が必要ないため、手軽に利用できます。室内であれば比較的持ち運びが容易で、脱衣所や寝室、リビングなどの部屋を移動させて使用することができます。一方で、ガスファンヒーターのデメリットは以下のとおりです。


・ガスコンセントに取り付ける必要がある
・使用時には換気が必要
・やけどに十分な注意が必要

ガスファンヒーターを使用する際は、ガスコンセントに設置する必要があります。そのため、家の中で移動させる場合でも、ガスコンセントの近くにしか置くことができません。
 
また、ガスファンヒーターは一酸化炭素中毒になる可能性があるため、定期的な換気が必要となります。さらに、吹き出し口が熱くなるため、やけどには十分な注意が必要です。
 

暖房の電気代は製品や使用状況によって異なる。シミュレーションしてみよう

石油ストーブやガスファンヒーターは、エアコン(暖房)よりも使用コストが安くなる可能性があります。ただし、製品や使用状況によってコストは異なるため、購入を検討する際には注意が必要です。
 
エアコン(暖房)以外の暖房器具を検討している場合は、予想される使用状況をもとにして事前にコストをシミュレーションすることがおすすめです。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
大阪ガス ガスファンヒーター ご購入前のお悩み解決
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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