更新日: 2024.02.13 貯金

【1000万円貯金】40代後半の夫婦ですが「10年で1000万円」を貯めたい!今からでもできるでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【1000万円貯金】40代後半の夫婦ですが「10年で1000万円」を貯めたい!今からでもできるでしょうか?
老後の生活を年金だけでまかなうことは難しいため、目標額を決めて貯金を始める方は多くいます。年金受給まであと10年と少しの年齢にもなると、貯金額1000万円を目標とする方もいるのではないでしょうか。
 
10年で1000万円をためようとすると、月に8万円強の貯金が必要です。毎月それだけの貯金をするためには、給料からの貯金だけではなく、節約や収入を増やすなどの努力が欠かせません。
 
今回は、10年で1000万円ためるコツについてご紹介します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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40代で貯蓄が1000万円以上ある家庭はどれくらい?

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40代の2人以上世帯で、1000万円以上の保有資産があるのは21.3%でした。40代の多くの方は、1000万円までは貯金できていないことになります。
 
また、40代の平均保有資産額で最も多かったのは「非保有」の26.1%で、次いで「100万円未満」が11.1%でした。つまり、40代の2人以上世帯のうち37.2%は、1000万円の貯蓄を目標にした場合900万円以上足りない計算になります。
 

10年で1000万円ためるコツ

今回は、40代後半から新たに貯金を始めるケースで考えます。
 
10年で1000万円ためようと思うと、毎年100万円、毎月約8万3333円の貯金が必要です。もし、現在の給料から8万3333円のお金を貯金する余裕があるならば、10年間毎月続けるだけで、自然と1000万円貯金できます。
 
しかし現段階では、いきなり8万円以上も余分に貯金できない方も少なくありません。給料から貯金に回せないときは、ほかの方法を検討しましょう。
 

水道光熱費などの固定費を見直す

お金をためるうえで、素早くできる方法のひとつが、出ていくお金を減らすことです。特にサブスクリプションや水道光熱費などの固定費は、工夫すると費用をおさえられます。
 
まずは、不要なサブスクリプション契約が残っていないかを確認しましょう。毎月1000円の契約だったとしても、10年たてば12万円の出費になります。
 
さらに水道料金も、シャワーの時間を減らしたり、水の流しっぱなしをやめたりすれば、節約できます。東京都水道局によると、歯磨きで30秒間水を流しっぱなしにすると6リットルが、自宅の洗車でホースを使った流し洗いは90リットルが使用量の目安です。
 
しかし歯磨きは、コップを使えば約0.6リットルの水で済み、3人家族が朝晩2回歯を磨いた場合で、月に約220円節約できます。洗車も、ホースを使った流し洗いから、バケツに水を入れて洗う方法に変えると、使用する水は約30リットルとなり、月に2回洗車すると、毎月約30円の節約ができます。
 
また毎日、お風呂の残り湯90リットルを使用して洗濯や水やりをすれば、毎月約650円の節約になります。
 
一つひとつの金額は小さいものですが、繰り返していけば大きな金額になります。光熱費も同じように、少しずつ節約をしていけば、その金額分を貯金に回せます。
 

積立定期預金を利用する

積立定期預金とは、銀行口座に入っているお金を、毎月自動で積み立ててくれるシステムです。
 
貯金用口座を作り、自分で給料日に振り込む方は少なくありません。しかし、自分で振り込む作業は意思が必要です。出費が多そうな月は、貯金口座に振り込む額を減らしてしまう可能性もあります。
 
積立定期預金を使うと、決まった日に決まった額が自動で積み立てられますので、「つい貯金をせずに使ってしまった」という事態を防げる点がメリットです。ただし、契約期間が定められている場合は、10年間に対応しているのかを確認しておく必要があります。
 

収入を増やす

収入を増やせば、貯金に回せる金額も多くできます。収入を増やす手段としては、昇進する、転職する、副業を始めるなどです。仕事で生かる資格を取得したり技術を学んだりすれば、キャリアアップへとつながる可能性があります。
 
また副業では、自分の得意分野を生かした仕事選びが可能です。ただし、会社によっては副業を許可していないケースもありますので、就業規則は必ず確認しておきましょう。
 

1000万円ためたいなら、まずは費用の見直しを

1000万円を10年でためるには、毎月8万3333円ほどの貯金が必要です。もし、現在の給料から貯金しにくい場合は、固定費を見直しましょう。少しでも無駄を省けば、それだけ貯金に回せます。
 
また、収入を増やすためにスキルや資格を取得したり、副業を始めたりすることも方法のひとつです。自分に合った方法を見つけて、1000万円貯金を始めましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] (令和4年) 表番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
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