更新日: 2024.10.10 ライフプラン
やっぱりお金は必要!大半が「結婚・出産しても働き続けたい」30代“ソロ女”の仕事観・経済観とは
実際、いま現在フルタイムで働いている独身女性・通称“ソロ女”たちは、将来の働き方や収入についてどう考えているのでしょうか?
Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
いまどきの30代ソロ女は、将来設計別に5つのタイプに分かれている!
リビングくらしHOW研究所が発表した意識・実態調査(※)によると、フルタイムで働く30代の独身女性は、仕事の意欲・向上心・結婚・出産意向などにより、5つのタイプに分かれていることがわかりました。
・目指せワーママ型 38.3%
・仕事もライフもマイペース型 26.0%
・仕事もライフもアクティブ型 16.9%
・できれば専業主婦型 9.7%
・フリーに私らしく働きたい型 9.1%
一番割合が高かったのが、「目指せワーママ型」。結婚や出産に積極的ではあるけれど、仕事も続けたいというタイプです。やはり時代の流れ的にも、子育てをしながら働きたいという女性が増えているのでしょうか。
いっぽう、結婚や出産を機に仕事を辞めたいと考えている「できれば専業主婦型」は、10%を切るという状況に。一昔前であれば結婚したら家に入るのが当たり前の時代でしたが、やはり変わってきているのですね。
「目指せワーママ型」は収入アップを重視している
ここからは、各タイプの仕事観や収入に対する考え方を見ていきましょう。
【収入を得る仕事をどれくらい続けたいか】
1位:60歳まで 35.6%
2位:65歳まで 23.7%
3位:50歳くらいまで 22.0%
この質問に対しては、なんと半分以上の方が60歳を超えても働きたいと回答しています。逆に「40歳くらいまで」と答えた方は、5.1%にとどまりました。仕事は無理なく長く続けて家計を支えていきたいという考えが多いのでしょうか。
【仕事をする上で目指しているもの】※複数回答
1位:収入アップ 81.4%
2位:できるだけストレスなく働きたい 72.9%
3位:自分の成長 52.5%
育児で忙しい時期に働く理由といえば、やはり収入以外の何物でもない……という潔さを感じる結果に。そのほか、ストレスなく働きたいといった、仕事を長く続けるために大切な要素も目立ちます。
やはり家計や子どもにかかるお金を、なるべく自分でも稼ぎたいという女性が多いのかもしれません。
「仕事もライフもアクティブ型」は思いっきり働いて趣味にお金を使っている
【収入を得る仕事をどれくらい続けたいか】
1位:65歳まで 50.0%
2位:75歳超 15.4%
2位:70歳まで 15.4%
2位:60歳まで 15.4%
仕事もライフもアクティブな独身女性の回答は、驚きの結果に!
なんと半数が65歳まできっちり働きたいと考えており、さらに残りの3割は70歳を超えても働きたいという、仕事に対する意欲が溢れ出る回答になりました。
【仕事をする上で目指しているもの】※複数回答
1位:自分の成長 100.0%
2位:収入アップ 96.2%
3位:仕事の質を上げたい 92.3%
なんと全員「自分の成長」を目指しているという結果になりました。なかなかこういうアンケートで全員が答える項目ってないですよね……。やはり仕事もライフもアクティブな独身女性は、仕事を通じて自分が成長することを目指しているのですね。
自分を成長させ、仕事の質を上げ、収入アップを目指し、将来高齢になってもバリバリ働きたいという意欲的な方が多そうです。
また、そのほかの項目では「好きなものにかける時間・お金は惜しまない」(80.8%)、「職務以外でも資格取得などスキルアップしたい」(69.2%)といった回答もあり、バリバリ働いて稼いだお金を趣味や資格取得などに費やしていることもわかりました。
「できれば専業主婦型」は収入にあまり頓着していない!?
全体の9.7%である専業主婦を目指すタイプを見ていきましょう。
【収入を得る仕事をどれくらい続けたいか】
1位:出産するまで 46.7%
2位:結婚するまで 40.0%
専業主婦型は、4割が結婚と同時に仕事を辞めたいと考えており、残り半数近くは出産を機に辞めたいと考えているようです。30代ということもあり、結婚と同時に辞めたいという方は、結婚後ほどなく子どもを授かりたいという人生設計があるのかもしれませんね。
【仕事をする上で目指しているもの】※複数回答
1位:できるだけストレスなく働きたい 80.0%
2位:仕事はなるべく定時で終わらせたい 73.3%
3位:収入アップ 66.7%
収入はアップさせたいけれど、それよりもストレスなく働いて定時にきっかり会社を退出することが重要!という思いが伝わる回答に。そのほか、役職についての意向では「出世はしたくない」(60.0%)、「特にこだわりはないが、機会があれば出世したい」(40.0%)など、やはり結婚・出産したら辞めるから……という割り切った考え方が見えてきます。
家計をひとりで支えられる伴侶を見つけられるか、子どもにかかるお金を十分貯金で用意しているかなど、ネックとなるポイントはさまざまありそうですね。
このように、将来の描き方によって独身女性の仕事観・経済観も大きく違うことがわかりました。
いずれにせよ、女性がそれぞれ自分の思い描く働き方ができる時代に変わってきていると感じませんか?
※リビングくらしHOW研究所「【企業で働く女性(30代独身)のワークライフについての意識・実態調査より】クラスター別・仕事観」
Text:FINANCIAL FIELD編集部