夫のお小遣いは月3万円ですが最近は足りないと言われます。子どもの教育費などで家計は大変なのですが、飲み代のために値上げしないといけないですか?
配信日: 2024.02.22 更新日: 2024.10.10
教育費などを準備しなければならないため、簡単には増やせないと考えている人もいるでしょう。男性会社員はどれくらいの小遣いをもらっているのでしょうか。
本記事では、男性会社員の小遣い平均額と小遣い額の決定方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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男性会社員の小遣い平均額
株式会社SBI新生銀行が、20~50代の有職者2700名を対象に実施した「2023 年会社員のお小遣い調査」によると、2023年における男性会社員の小遣い平均額は1カ月あたり4万557円です。
前年比1915円増で、13年ぶりに4万円を超えました。具体的な小遣い額は年代により異なります。各年代の平均額は次のとおりです。
20代:4万6453円
30代:3万7178円
40代:4万801円
50代:3万7911円
また、小遣い額はライフステージによっても異なります。未婚の平均額は4万7484円、「既婚・子どもなし・共働き」の平均額は4万437円、「既婚・子どもあり・共働き」の平均額は2万9260円です。共働き世帯では、子どもの有無で1万円以上の差が生じています。
・小遣いの使い道
男性会社員は、小遣いを何に使っているのでしょうか。同調査によると、最も多い使い道は1万3176円の「趣味の費用」です。
ここに、1万1437円の「車関係・ガソリン代」、1万1896円の「飲み代」、1万202円の「嗜好(しこう)品代」、9890円の「昼食代」が続きます。飲み代は主要な小遣いの使い道といえそうです。
月3万円の小遣いは少ない? 小遣いを増やすべき?
株式会社SBI新生銀行が実施した調査によると、男性会社員の小遣い平均額は4万557円です。月3万円の小遣いはやや少ないといえます。
ただし、「既婚・子どもあり・共働き」に限定すると小遣いの平均額は2万9260円です。子どもがいる場合は、月3万円でも少ないとはいえないでしょう。とはいえ、夫が不足を感じているのであれば、増やす必要はないともいいきれません。夫の小遣いはどのように決めればよいのでしょうか。
夫の小遣い額の決定方法
一般的に、夫婦の小遣い額の目安は、世帯の月収(手取り)の10~20%といわれています。月収に対する割合は、貯蓄を頑張りたいなどの事情を加味して決定します。
例えば、教育費を貯めたいなどの希望がある場合は10%に設定するとよいでしょう。夫婦間の割合は、それぞれの事情を加味して決定します。夫の小遣いが足りない場合は、夫の割合を高くすることも考えられます。ポイントは、話し合いを重ねて双方が納得できる割合を導き出すことです。
小遣いに含まれるものの範囲を明確にしておくことも大切です。これにより、夫が自由に使える金額は変わってきます。例えば、月3万円の小遣いでも、昼食代を含むと自由に使える金額は2万円程度になってしまいます。小遣いの増額が難しい場合は、弁当を作って自由に使える金額を増やすなどの対策も考えられます。
以上を参考に、夫婦で話し合って小遣い額を決めてみてはいかがでしょうか。
小遣い額で悩むときは夫婦で話し合いましょう
男性会社員の小遣い平均額は4万557円、「既婚・子どもあり・共働き」の小遣い平均額は2万9260円です。子育て世帯の場合、月3万円でも少ないとはいえないでしょう。
夫が不足を感じている場合は、夫婦で話し合いを重ねて小遣い額を決めることが大切です。増額できないときは、自由に使える金額を増やす対策を講じる、家計の状態を説明するなどを心がけると納得を得やすくなります。
出典
株式会社 SBI 新生銀行 「2023 年会社員のお小遣い調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー