一人暮らしで新卒の23歳です。「朝食を作る時間」がないので、毎日「500円」のモーニングを買っていますが、さすがに節約するべきでしょうか…。

配信日: 2024.03.06 更新日: 2024.10.10

この記事は約 3 分で読めます。
一人暮らしで新卒の23歳です。「朝食を作る時間」がないので、毎日「500円」のモーニングを買っていますが、さすがに節約するべきでしょうか…。
朝は慌ただしいので朝食を作る時間が取れない、その時間があれば少しでも睡眠時間を確保したいという人もいるでしょう。自炊せずに外食してしまえば、調理や片付けにかかる時間を確保する必要はありません。
 
新卒で1人暮らしの人が毎日500円のモーニングを外食しているとしたら、ぜいたくで節約すべきなのでしょうか。総務省の家計調査やアンケート結果をもとに検証してみます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

毎日モーニングを外食する場合にかかる金額

毎朝500円のモーニングをカフェなどの外食で食べ続けた場合、1年間にかかる費用は18万2500円になります。1ヶ月あたりに換算すると約1万5208円です。総務省の家計調査(2023年・単身勤労者世帯・34歳まで)によれば、1年間の平均的な食費は50万3271円、そのうち外食費は23万165円です。
 
1ヶ月あたりに換算すると、食費は約4万1939円、そのうち外食費は約1万9180円になります。外食はモーニングのみで、昼食・夕食は自炊をするのであれば、1日500円のモーニングを食べることは家庭の平均食費と比べて高いとはいえないでしょう。
 
ただし、昼食・夕食も外食をしている場合は、平均よりも外食費が高額になってしまいます。
 

モーニングを外食することでプチぜいたくを楽しんでいる人は多い

株式会社リクルートが「朝食の外食利用」について20~60代の男女1035人を対象に実施したアンケートによれば、平日に朝食を外食する人の割合は15.0%でした。朝食を外食する頻度が最も多いのは週1日程度の5.8%、2番目が毎日の3.4%、3番目が週2日程度の2.7%です。
 
男女別で見てみると、20代の男性は他の属性と比べて朝食を外食する人の割合が高く、39.7%という結果でした。平日に朝食を外食する人の予算は500~800円未満の人が最も多く29.6%、2番目は300~500円未満で26.2%、3番目は300円未満で21.7%です。
 
平日は、「朝外食することが考えられない」と答えた人を除いた916人のうち77.5%が朝食を外食する予算は800円未満としています。
 
一方、休日の朝食の予算は、「朝外食をすることが考えられない」と答えた人を除いた932人のうち、500~800円未満を選んだ人が最も多く22.4%であったものの、800円以上と答えた人が44.3%でした。
 
このアンケート調査をもとにすると、平日・休日を問わず500円のモーニングを選んでいるのであれば、平均的な金額よりリーズナブルなものを選んでいるといえます。
 

・平日と休日でモーニングにかける思いは異なる

朝食を外食にする魅力は、平日・休日ともに「プチ贅沢気分が味わえる」と答えた人が最も多くなっています。平日は「モーニングセットなど他の時間帯に比べてお得」と答えた人が2番目に多くなりました。休日は「非日常的な気分になれる、気分転換」と答えた人が2番目に多くなっています。
 
平日は「1日のスイッチを入れることができる」という回答が4位に入っており、仕事の前のモーニングでやる気スイッチを入れる人は少なくないようです。一方、休日は朝からモーニングをして充実した1日のスタートとしている人が多いことが見て取れます。
 

出典

株式会社リクルート 魅力は「プチ贅沢」「コスパ」「非日常」男女による利用率の違いも!「朝外食」利用状況を調査 (PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集