更新日: 2024.10.10 その他家計

一人暮らしですが食事にみそ汁が欠かせません。毎回作るのは面倒なのですが、インスタントはコスパ悪いし、いい方法はありますか?

一人暮らしですが食事にみそ汁が欠かせません。毎回作るのは面倒なのですが、インスタントはコスパ悪いし、いい方法はありますか?
みそ汁をイチから作る際には、だしを取ったり、具材をカットしたりなどの手間がかかります。一人暮らしの人は、毎回みそ汁を作るのが面倒に感じることもあるでしょう。かといって、インスタントのみそ汁にしたら割高にならないかが気になるところです。
 
そこで本記事では、インスタントのみそ汁のコスパについて触れたうえで、簡単にみそ汁を作る方法などを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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インスタントのみそ汁はコスパが悪い?

インスタントみそ汁は、おわんにお湯を注ぐだけで味わえるのがメリットです。みそや具材を冷凍して乾燥させた「フリーズドライタイプ」、みそ本来の味が楽しめる「生みそタイプ」、「カップタイプ」などの種類があります。
 
【インスタントみそ汁の1杯あたりの価格】
大手メーカーのインスタントみそ汁の価格を調べてみたところ、フリーズドライタイプは4400円(30食セット)、生みそタイプは2198円(36食入り×3袋)、カップタイプは7130円(60食セット)でした。この価格をもとにして、みそ汁1杯あたりの金額を換算すると、フリーズドライタイプは約147円(4400÷30)、生みそタイプは約20円(2198÷108)、カップタイプは約119円(7130÷60)になります。
 

みそ汁を簡単に作る方法

毎日みそ汁を作るのが面倒だけど、インスタントみそ汁を使うのは割高だと感じる人は、みそ玉を作ってみるとよいでしょう。みそ玉とは、みそ、かつお節(顆粒だしでも代用可能)、具材などを丸めたものです。インスタントみそ汁のようにお湯を注ぐだけで、すぐにみそ汁を飲むことができます。
 
【みそ玉の1杯あたりの材料費】
1杯分のみそ玉で使用するみその量は、16グラム(大さじ約1杯)程度です。だし入りのみそを使えば、かつお節や顆粒だしなどを買わずに済みます。大手メーカーから発売されているだし入りみその価格を調べてみたところ、約400円(750グラム)でした。1グラムあたりの値段は約0.5円となるため、1杯あたりみそ代は約8円になります。
 
みそ玉の材料費は、入れる具材により異なります。高価な具材を選んだり、具材をたくさん使ったりすると、材料費が高くなってしまいます。節約したいのであれば、余った食材を活用してみるとよいでしょう。また、調理の手間を省きたいのであれば、乾燥野菜を活用するのも一つの手です。
 
乾燥野菜の価格は商品により異なりますが、国産野菜を使用したものは1000円程度(120グラム)で販売されています。1グラムあたりの値段は約8.3円となるため、2グラム使用した場合の1杯あたりの乾燥野菜の金額は、約16.6円となります。だし入りみそと乾燥野菜を合わせた材料費は約24.6円です。
 

電気代や水道代はいくらかかる?

インスタントみそ汁やみそ玉を飲むためにはお湯が必要になるため、水道代や電気代などの光熱費がかかります。
 

・水道代

みそ汁1杯を作るのに必要な水の使用量は、160ミリリットルとします。水道水を使用する場合は、水道料金を支払わなくてはなりません。東京都水道局の公式サイトに記載されている「1リットルあたりの単価0.24円」で計算すると、みそ汁1杯あたりの水道代は、約0.04円(0.16×0.24)となります。
 

・電気代

お湯を沸かす際に、電気ケトルを使えばガス代がかかりません。電気ケトルの電気代は、「消費電力(kW) × 使用時間(時間) × 料金単価(円/kWh)」で計算できます。電気ケトルの消費電力は1300W程度、カップ1杯分のお湯を沸かすのにかかる時間は60秒程度(約0.0167時間)です。
 
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価の31円/kWhを用いて計算すると、約0.67円(1.3×0.0167×31)になります。水道代と電気代を合わせると、約0.7円の光熱費がかかります。
 

手軽かつコスパよくみそ汁を味わいたいならばみそ玉の自作がおすすめ!

水道代や電気代などの光熱費を含めるとみそ汁1杯あたりにかかる額は、フリーズドライタイプが約147円、生みそタイプが約20円、カップタイプが約119円です。みそ玉を自分で作れば、1杯あたり約24.6円でみそ汁が味わえます。みそ玉は冷蔵で1週間程度は日持ちがしますので、時間があるときに作り置きしておくとよいでしょう。
 

出典

東京都水道局 よくある質問
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 令和4年度 事業報告
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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