寝る時は「豆電球」を付けたいのですが、節約家の彼氏が許してくれません。そこまで「電気代」はかさみませんよね?
配信日: 2024.03.26 更新日: 2024.10.10
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
そもそも豆電球とは? おもな役割
豆電球とは、消費電力が少ない小型サイズの電球を指します。懐中電灯や会場の装飾などで用いられることが多い電球です。家の照明器具に取り付けられている小さな電球は、「常夜灯」「ナツメ球」「ベビー電球」などの名称がありますが、ここでは豆電球と呼ぶことにします。
照明器具の豆電球は点灯させると、オレンジ色に柔らかく光るのが特徴です。足元の明かりの確保やスイッチの場所を把握しやすくする用途がありますが、暗い場所が苦手だという人が就寝時に点灯するケースもあります。
豆電球の電気代はどのくらい?
では、就寝時に照明器具の豆電球をつけっぱなしにしたら、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。電気代を求める計算式は、「消費電力(W)÷1000×時間(h)×1kWhあたりの電力単価」です。豆電球の消費電力は、製品によって異なります。
大手家電量販店で売れ筋となっている豆電球(白熱電球タイプ)の定格消費電力は、5Wです。ここでは、この数値を用いて、1日の就寝時間を8時間とした場合の電気代を計算します。なお、1kWhあたりの電力単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価である「31円/kWh(税込み)」を使用します。
・豆電球(白熱電球)の電気代
豆電球を8時間つけっぱなしで寝た場合の1日の電気代は、1.24円(0.005×8×31)です。1ヶ月(30日で計算)では、37.2円(1.24×30)になります。年間の電気代は、446.4円(37.2×12)です。
さらに電気代を節約したいならばLED豆電球を検討
豆電球は消費電力が低いため、毎日つけたまま眠ったとしても、電気代は年間で400円程度しかかかりません。それでも、電気代が気になるという場合は、LED豆電球に交換してみるのも手です。LED豆電球は、白熱電球タイプと比べて本体価格が高めですが、消費電力が低いため、電気代が安くなるというメリットがあります。
・LED豆電球の電気代
大手家電量販店で売れ筋となっているLED豆電球の定格消費電力を調べてみたところ、0.5Wでした。この数値を用いて計算すると、LED豆電球を8時間つけっぱなしで寝た場合の1日の電気代は、0.124円(0.0005×8×31)になります。月の電気代は3.72円(0.124×30)、年間の電気代は44.64円(3.72×12)です。電気代は白熱電球の10分の1に抑えられます。
豆電球の電気代はそれほど高くない! LEDタイプに変えるのも良い方法
照明器具についている豆電球(白熱電球)をつけたまま眠った場合、一晩で1.24円の電気代がかかります。年間の電気代は、446.4円です。LED豆電球へ交換すれば、電気代を10分の1程度に安くすることも可能です。彼氏が節約家で電気代を気にしているようであれば、電気代が安いLED豆電球への交換を提案してみてはいかがでしょうか。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 令和4年度 事業報告
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー