4月から新社会人になり実家から通勤しています。初任給は22万円程度ですが実家にお金を入れるのにどのくらいがよいのでしょうか?
配信日: 2024.04.26 更新日: 2024.10.10
本記事では、実家暮らしが家に入れているお金がどのくらいなのか、新社会人が家にお金を入れるメリットを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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実家暮らしの人が家に入れているお金はどのくらい?
保険マンモス株式会社が実家暮らし中の男女500人へ行った「実家暮らしの方へのアンケート」によると、家に入れているお金は平均4万257円とのことです。また、不動産・住宅サイトSUUMOが実家暮らしをする男女400人に行った「SUUMO実家暮らし調査」でも、家に入れているお金の平均相場が3万7417円であることを伝えています。
しかし、特に年齢が低かったり、社会人になってからの期間が短かったりする場合は、家に入れられるお金に限界があるでしょう。保険マンモス株式会社のアンケート調査では、家に入れているお金を以下のように年代別で伝えており、19歳以下と41~50歳を比較すると約2万1000円の違いがあります。
●19歳以下:2万5663円
●20~30歳:3万3623円
●31~40歳:4万1875円
●41~50歳:4万6970円
●51~60歳:4万5000円
家にどのくらいのお金を入れればよいという具体的な決まりはありません。金額で悩んだ際には、年齢別の平均額などを参考にしたり、親と相談して決めたりするのも方法の一つです。
20~24歳の半数以上が実家にお金を入れている
不動産・住宅サイトSUUMOの同調査によると、調査対象者の約70%が実家にお金を入れているとのことです。
●男性:68.5%
●女性:69.0%
※「毎月決まった額を家に入れている」「毎月入れているが月によって額が異なる」を合算
そのうち、新社会人であろう年齢の20~24歳で見てみると男性は55.2%、女性は73.1%が実家に毎月お金を入れているとのことです。男性よりも女性のほうが実家にお金を入れている人が多い結果ですが、25~29歳になると、男性は73.2%、女性は63.5%というように男性が上回る結果になっています。
新社会人が実家にお金を入れるメリット
新社会人が実家にお金を入れるメリットは、以下のとおりです。
●親の経済的負担を軽減できる
●お金を管理する意識を持てる
新社会人で給料が少ない状況では金銭的負担は大きいかもしれませんが、多くの人は家にお金を入れています。メリット別に内容を解説しますので、チェックしていきましょう。
親の経済的負担を軽減できる
新社会人になって家にお金を入れる最大のメリットは、親の経済的負担の軽減です。実家暮らしの際の光熱費や食費などは親の負担になるケースがほとんどでしょう。そこで、子どもが家にお金を入れることで、親の支出をおさえるのに役立ちます。
親が働いていて収入を得ている場合でも、子どもが家に入れたお金を自宅のリフォームや修繕を行う際の費用として貯めておくことも可能です。
お金を管理する意識を持てる
家に一定額のお金を入れることで、金銭管理の能力を身につけたり、意識を持ったりすることにつながります。給料の中から家に入れる分のお金を差し引き、残金でやりくりをしなければなりません。工夫して節約をすることや、限られたお金をどんな方法で貯めて増やしていくのかを考える機会になるでしょう。
親と話し合って無理のない金額を実家に入れよう
実家で暮らす新社会人が家にどのくらいのお金を入れればよいのかは、もらっている給料の金額や、毎月の支出を差し引いた残額によって変わってくるでしょう。家にどのくらいのお金を入れればよいという決まりがあるわけではありません。親に「どのくらいの金額を入れると毎月の生活費に負担がないか」などを相談したうえで、金額を決めるのも方法の一つです。
親に金銭的負担をかけすぎるなどのトラブルを起こさないためにも、双方が納得できる無理のない金額を家に入れてください。
出典
保険マンモス株式会社 実家暮らしの方へのアンケート(PR TIMES)
SUUMOジャーナル SUUMO実家暮らし調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー