更新日: 2024.10.10 家計の見直し

50代の父が「どんぶり勘定」で部下におごり続け、毎月「10万円」の出費…。50代にしては交際費の出費が多いですよね?

50代の父が「どんぶり勘定」で部下におごり続け、毎月「10万円」の出費…。50代にしては交際費の出費が多いですよね?
生活のためにどのように家計を管理すべきかについて、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
 
自身のお金の管理をしっかり行っていても、家族の出費まではコントロールできず「家族が交際費を使いすぎていて困っている」という方もいるかもしれません。
 
この記事では、毎月10万円の交際費は多いのか、家計の管理はどのように行うことが一般的なのかについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一般的に交際費は月どのくらい?

一般的に、交際費は月いくらぐらいかかるものなのでしょうか。
 
総務省の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、総世帯・二人以上世帯・単身世帯の消費支出の月平均金額は表1の通りです。
 
表1

項目 総世帯 二人以上の世帯 単身世帯
消費支出合計 24万7322円 29万3997円 16万7620円
食料 7万1719円 8万6554円 4万6391円
住居 2万152円 1万8013円 2万3815円
光熱・水道 1万9867円 2万3855円 1万3045円
家具・家事用品 1万4円 1万2375円 5955円
被服及び履物 7821円 9644円 4712円
保健医療 1万2030円 1万4728円 7426円
交通・通信 3万5072円 4万2838円 2万1796円
教育 6590円 1万448円 2円
教養娯楽 2万5945円 2万9765円 1万9425円
その他の消費支出 3万8122円 4万5777円 2万5051円

※総務省「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 」を基に筆者作成
 
交際費は「その他の消費支出」に分類されるようです。したがって、毎月10万円の交際費は、一般的にみて多い金額であることが分かります。
 

ほかの家庭では家計の管理はどうやって行っているの?

ウェブスターマーケティング株式会社は「夫婦のお金の管理方法」についてのアンケート調査結果を公表しています。アンケートで「夫婦どちらがお金を管理しているのか」という質問の回答は下記の通りになっています。

●主に妻が管理 45.0%
●二人で分担 31.2%
●夫が主に管理 17.4%
●それぞれ別で管理 6.4%

約半数が、妻が家計を管理しているということです。
 
さらに同アンケート調査では、「具体的にどのようにお金の管理をしているか」に関しても調査を行っています。回答の上位5位までは、下記の通りです。

1位:お小遣い制の採用
2位:ふたりの収入をまとめて管理
3位:得意な方に管理を一任
4位:夫の給料のみで生活する
5位:生活費の支払い・管理を分担する

お小遣い制で家計を管理している夫婦が1番多いという結果になっています。
 
決まった金額を設定しお小遣い制にすれば「ついつい使ってしまう」ということが減るため、「家庭内の支出を管理しやすい」というメリットがあるかもしれません。
 

月10万の交際費は一般的にみると多いと考えられる

家族のいる世帯の交際費を含む消費支出の平均は、4万5000円ほどと考えられます。よって、月10万円の交際費を使っているというのは平均値よりも多いといえるでしょう。
 
家計の管理は「お小遣い制」を採用している夫婦が多いというアンケート結果があります。50代であれば、定年退職が間近という方もいるでしょう。定年退職後はさらに収入の減少が想定されるため、お金の使い方は考える必要があるかもしれません。
 
どのような家計の管理方法が向いているかは、家庭によっても変わると考えられますが、お悩みの方は、この記事を参考に家計の管理方法を見直すことをおすすめします。
 

出典

総務省 家計調査報告[家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要(15ページ)
ウェブスターマーケティング株式会社 夫婦のお金の管理方法に関するアンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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