来客でも「出がらしのお茶」を出す”節約志向”の母。恥ずかしいので、やめさせたほうがいいでしょうか?

配信日: 2024.05.25 更新日: 2024.10.10

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来客でも「出がらしのお茶」を出す”節約志向”の母。恥ずかしいので、やめさせたほうがいいでしょうか?
日本には多くのお茶の産地があり、日常的に楽しんでいる方もいるでしょう。お茶を出したあと、茶葉を何回か使う方もいるかもしれません。なかには、一度で捨ててしまうのはもったいないと思う方もいるはずです。
 
そこで今回は、日本茶は何煎目まで楽しめるのかを解説します。節約を意識している方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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お茶は何煎目まで楽しめるのか?

農林水産省によると、一般的に日本茶は、一回分の茶葉で三煎まで楽しめるそうです。そして、お茶の淹れ方によって味わいが変わってきます。
 
ただし、今回のように「出がらし」の場合では、お茶の風味が薄くなっている可能性があるでしょう。出がらしとは、何度も煎じて味や香りが薄くなった状態の茶葉です。
 
三煎目までであれば異なる風味や味わいを楽しめますが、出がらしになってしまうと来客用には向かないでしょう。
 
また、何煎目まで楽しめるのかの目安は、お茶を淹れて急須のふたを取ったとき、香りが残っているかどうかです。香りがなくなると、味が落ちてしまうようです。「いい香りがする間はおいしく飲める」と覚えておくといいかもしれません。
 

三煎目まで使用した場合どのくらい節約できるのか

一回分の茶葉で何煎目まで楽しむかは人それぞれですが、一煎目で捨ててしまっていた方はその分節約できるでしょう。
 
例えば、100グラム1000円の茶葉を使用して1日に3杯お茶を飲むと仮定します。一煎目で捨ててしまう場合は1日に15グラム(1杯でおよそ5グラムの茶葉が必要)、三煎目まで楽しむ場合は1日に5グラムの茶葉を消費します。
 
茶葉が5グラムで50円ほどですので、毎回新しい茶葉を使用すると1日に150円かかる計算です。三煎目まで楽しめば50円で済み、1日100円節約できるでしょう。100グラム1000円のお茶を毎日3杯飲む場合には、ひと月で3000円ほどの節約につながります。
 
ただし、茶葉の価格は商品によって異なるため、1日に飲む量や購入する茶葉によってどのくらい節約できるかは異なります。
 

「出がらし」を活用する方法

お茶の出がらしも、工夫次第でうまく活用できます。具体的には、以下の用途に使えるでしょう。
 

・消臭剤として利用する
・入浴剤や洗顔の代わりに使う
・ふりかけにアレンジする
・掃除に活用する
・肥料として使う

 
茶葉は臭いを吸収し消臭効果をもたらすとされているため、掃除や消臭剤として活用できます。ほかにも、茶葉に含まれるビタミンやカテキンが美容効果を発揮するといわれています。天然の入浴剤や洗顔として使用できるでしょう。
 
ほかにも、手を加えてふりかけにしたり料理に使ったりもできるようです。このように使い終わった茶葉を再利用することで、節約できるだけでなく、ゴミも減らせるため一石二鳥です。
 

日本茶は三煎目まで楽しめるが、出がらしを来客に使うのは避けたほうがいい

日本茶は、一回分の茶葉で三煎目まで楽しめるといわれています。毎回新しい茶葉を使用していた方は、三煎目まで淹れることで節約につながるかもしれません。
 
ただし「出がらし」はすでにお茶の香りや味が薄くなっているため、来客に使うのは避けたほうがいいでしょう。
 
しかし、お茶を楽しんだあとの出がらしは、さまざまな用途に再利用可能です。出がらしを捨ててしまっていた方は、今回ご紹介した方法をぜひ実践することをおすすめします。
 

出典

農林水産省 日本茶を楽しむ方法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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