更新日: 2024.06.04 その他家計

結婚して1年で夫から「お小遣い制はやめてほしい」といわれました。これから子どもも欲しいので節約しなくてはいけないので夫を説得する方法はありますか?

結婚して1年で夫から「お小遣い制はやめてほしい」といわれました。これから子どもも欲しいので節約しなくてはいけないので夫を説得する方法はありますか?
結婚生活において、家計管理は大きな課題のひとつです。支出のコントロールはもちろん、安定した生活を送るには貯金も必要不可欠です。将来的に子どもが欲しいと考える夫婦の場合、より貯金をする必要に迫られるでしょう。
 
貯金に向けた節約方法として、月々に使えるお金をお小遣い制にすることはよくあります。健全な節約方法ですが、お小遣い制への拒否反応や説得に悩むことも多いでしょう。そこで本記事では、お小遣い制を拒否された場合の説得方法について紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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現状と理由を理解してもらう

ただお小遣い制の継続を頼むのではなく、お小遣い制にしなければならない現状と理由を詳しく説明することがお小遣い制に納得してもらうためには必要です。
 
お小遣い制は、金銭的な自由に制限をかける行為です。家計面では貯金ができるメリットがありますが、目先のことだけを考慮すると夫にとっては不利益にしか感じません。不利益と感じているからこそ、お小遣い制の廃止を頼んだと推測できます。
 
多くの人間は、不利益になる行為をただお願いされても納得できません。今回のケースであれば将来の子どものためという理由と、お小遣い制にして貯金しなければならない現状を納得してもらうことが説得への近道であり、おすすめです。説得する際には、お小遣い制にすることで貯蓄ができるメリットも忘れずに伝えましょう。
 

協力して貯金する意思を見せる

お小遣い制は自由を制限し、負担をかける行為です。夫の立場で考えると、自分だけが不自由を強いられていると感じかねません。この状況では、お小遣い制に納得してもらうことは難しいでしょう。
 
夫がお小遣い制に不平等さを感じた場合、説得は難しくなります。夫に不平等さを感じさせないために、妻も協力して貯金する意思を見せることが重要です。また、前提としてお小遣い制が貯金につながることを、夫が理解している必要があります。
 
妻が協力して貯金する意思を見せるうえで最も確実な方法は、妻もお小遣い制にすることです。すでに妻もお小遣い制である場合は、自分も不自由を感じているうえで協力して貯金していく姿勢を見せましょう。そうすることで、夫が感じる不平等さを軽減できます。
 
「自分だけではなく、相手も同じ状況にある」ことを、夫に理解してもらうことが重要です。
 

最終的な目標を設定する

お小遣い制を継続するうえで、最終的な目標を設定して共有しましょう。ゴールとなる目標に納得できればお小遣い制の説得もしやすくなるうえ、継続するモチベーションにもなります。
 
また、目標が将来の子どものためという点を強調しましょう。人により異なりますが、自分のためよりも家族や人のためと思ったほうが努力できるという人は少なくないからです。あくまでお小遣い制の継続が目標ではなく、将来の子どものため貯金が目標であることを認識しておきましょう。
 
目標を設定する際は曖昧な金額ではなく、ある程度明確な金額での設定がおすすめです。曖昧な金額では、目標としてイメージしにくいからです。また、貯金に対して甘さが生まれる原因にもなります。
 
家計と照らし合わせながら年間単位などで貯金するべき金額を設定し、例えば1ヶ月ごとに細分化していきましょう。1ヶ月で貯金するべき金額が見えてくるため、お小遣いの金額も設定しやすいはずです。
 

ただお小遣い制をお願いするだけでは説得できない

お小遣い制は貯金ができるメリットはありますが、金銭的な自由を制限する行為です。デメリットがある行為をただお願いするだけでは、結婚相手といっても説得は難しいでしょう。
 
まずは現状の把握と、なぜお小遣い制を継続する必要があるのか理由を理解してもらうことが必要です。理由がないものを受け入れることは難しいからです。そのうえで、お小遣い制をお願いする相手が不平等を感じないように協力して取り組む姿勢を見せることも重要です。
 
お小遣い制を導入、継続するにあたって貯金額などの最終的な目標設定も忘れないようにしましょう。目標の有無は貯金に対するモチベーションに関わるほか、お小遣い制の必要性を伝えるうえで有効な手段だからです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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