更新日: 2024.06.04 その他家計

学生一人暮らしです。自炊のレパートリーがなく、野菜は「キャベツ」「トマト」のみですが、栄養は摂れていますか?

学生一人暮らしです。自炊のレパートリーがなく、野菜は「キャベツ」「トマト」のみですが、栄養は摂れていますか?
大学生になり、1人暮らしを始めた方も多いのではないでしょうか。節約のために、できるだけ自炊しようと思っていても何種類も野菜を購入すると1人では余らせてしまうこともあるでしょう。
 
そこで今回は、1人暮らしの大学生に必要な野菜の摂取量や偏った野菜ばかりを食べて摂取量が足りていない場合に考えられるデメリットについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

大学生が1日に必要な野菜の摂取量

厚生労働省によると、健康な生活を維持するための1つの平均値として、「野菜類を1日350グラム以上摂取すること」が推奨されています。しかし、この数値はただ野菜をたくさん食べればいいわけではなく、野菜と一緒に食べる食品からの栄養素摂取のバランスも加味された目標です。
 
野菜には、ビタミンやミネラル・食物繊維といった栄養素が含まれていますが、種類によって含まれる栄養素も異なるため、同じ種類ばかりの野菜を食べると栄養は偏ってしまいます。また、成人に対する個人目標として「緑黄色野菜120グラム以上にする」ことも掲げられているため、バランスよく野菜を摂取することが大切です。
 

1週間にキャベツ1玉・トマトを2パック購入した場合にかかる費用

1週間にキャベツ1玉・トマト2パックを購入した場合にかかる費用を表1にまとめました。
 
表1

価格(税込み)
キャベツ1玉 250~300円
トマト(2パック) 400~850円

※筆者作成
 
表1に基づいて計算すると、最低価格は250円(キャベツ)と400円(トマト)で合計650円、最高価格は300円(キャベツ)と850円(トマト)で合計1150円となります。したがって、1週間にかかる費用は650円から1150円の範囲であることが分かります。節約するなら、必要なときに必要なだけ購入できるカット野菜などを活用するほうがよいでしょう。
 

野菜の摂取量と栄養素が足りていない場合に考えられるデメリット

摂取する野菜のほとんどがキャベツとトマトのみでは野菜の摂取量も栄養素も足りません。野菜の摂取量と栄養素が足りていない場合、次のようなデメリットが考えられます。
 

・イライラしやすくなる
・便秘になる
・生活習慣病の原因になる

 
野菜不足は、体にさまざまな不調を引き起こす可能性があります。健康な体を維持するためには、「カリウム」「食物繊維」「緑黄色野菜」をバランスよく摂取することが大切です。1日350グラムと聞くと大量なイメージかもしれませんが、煮たりゆでたりして調理方法を工夫すればかさが減り、多く摂取できるでしょう。
 

摂取する野菜がキャベツとトマトだけでは栄養は足りない

1人暮らしの大学生が健康を維持するためには1日350グラムの野菜が必要です。そのため、1週間にキャベツとトマトだけでは栄養は足らないでしょう。
 
また、キャベツとトマトは野菜の中でも価格も高めなので、必要なときに必要なだけ購入できるカット野菜などを活用するのもおすすめです。健康的な食生活を送るなら、冷凍野菜なども取り入れてバランスのよい多くの野菜を摂取するよう心がけましょう。
 

出典

厚生労働省 告示第四百三十号 (1)栄養・食生活 ウ 野菜と果物の摂取量の増加(P.12)
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト 野菜、食べていますか?
厚生労働省 栄養・食生活 4.対策(2)個人に向けての普及啓発
学校保健研究 大学生の食物選択要因と食生活の関連 (P.175)
全国健康保険協会 【野菜】 毎日の食事にプラス70gで、ヘルシーライフ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
townlife-banner
ライターさん募集