更新日: 2024.10.10 その他家計

生活費を節約したいので湯船に入る日を減らそうと思います。1回分でどのくらい節約できますか?

生活費を節約したいので湯船に入る日を減らそうと思います。1回分でどのくらい節約できますか?
湯船に入ると1日の疲れが取れ、体が温まり気持ちよく眠れます。しかし、毎日湯船に入っているとかかる費用が気になる方もいるでしょう。そのような場合には、お風呂は湯船に浸かる回数を減らすと、どれぐらいの節約になるのかがポイントとなります。
 
そこで本記事では、湯船を張る際にかかる費用や節約した際の金額を紹介します。おおよその金額を知っておき、無理のない上手な節約を行いましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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湯船に入るとどれくらいのお金がかかる?

まずは、湯船に入るとどれくらいのお金がかかるかを確認しましょう。今回は、東京水道局とプロパンガス料金消費者協会の数値を元に計算しました。
 
浴槽200リットルにお湯を張ることを想定すると、水1リットルあたりの単価が0.24円の場合、200リットルで約48円です。また、お風呂を1回沸かしたときにかかるガス代は、都市ガスが約118円、プロパンガスが198円とされています。そこから、金額が高いプロパンガスの198円に水道代の48円を加えると、合計246円かかります。
 
つまり、200リットルの浴槽にお湯を張ると1回あたり246円のお金がかかることになります。
 

月や年でどれくらい節約になる?

次に、月や年単位でどれぐらいお風呂にお金がかかっているか確認してみましょう。
 

365日湯船を張った場合

毎日湯船を張ってお風呂に入った場合を考えると、246円×365日で8万9790円です。年単位で計算すると、大きな金額がかかっていると分かります。
 

180日湯船を張った場合

次に1年の約半分を湯船に浸かった場合で考えてみましょう。246円×180日で4万4280円となりますので、毎日湯船を張るよりも大きく金額を抑えられます。
 
また、寒い冬だけ湯船を張る場合を想定すると、11月から3月の5ヶ月間で約150日です。その場合、246円×150日で3万6900円となり、冬だけ体を温める目的で入ると、より金額を抑えられるでしょう。
 
なお、お風呂の節約方法としては回数を抑えるだけでなく、お湯の量を減らす方法もあります。半分の水量にして半身浴を楽しんだり、家族で入ってお湯のかさ増しをしたりするのもよいでしょう。
 

湯船に入るメリット

お湯を張るにはお金がかかりますが、メリットもあります。そこで本項では、湯船に入る主なメリットを2つ紹介します。
 

疲労回復や安眠効果がある

湯船に入ると体が温まり、血管が広がります。多くの血液が体内を巡ると新陳代謝が活発になったり体を修復したりするだけでなく、リラックスさせる副交感神経が優位になります、その結果、1日働いてたまった疲れが取れて、ゆっくり眠れるようになるでしょう。
 

肌の健康維持につながる

シャワーだけでも体の汚れはある程度落とせますが、湯船に浸かればしっかり毛穴が開きますので、より汚れをきれいに洗い流せます。そのため、普段からお肌のケアを丁寧に行っている方は定期的に湯船に入り、汚れをきれいに出すとよいでしょう。
 
また少しぜいたくに、入浴剤を入れることで香りやその効果を楽しむ方法もおすすめです。
 

銭湯を使うとどうなる?

毎日湯船に入るには、家風呂だけでなく銭湯を利用する方法もあります。銭湯を使えばお湯を沸かさないため、水道代やガス代を節約できます。
 
しかし、銭湯は入浴料金がかかり、地域や施設によって異なりますが500円程度の費用がかかります。そのため、節約目的で銭湯に行く方法は現実的ではないでしょう。
 
ただし、銭湯にはジェットバスや日替わりの薬湯などさまざまな楽しみ方があります。そのため、定期的に銭湯を訪れてリフレッシュとして活用するのもよいでしょう。
 

節約はストレスがたまらない程度に取り組もう

湯船は浸からなかったとしても生活に支障をきたさないため、節約に役立ちます。しかし、湯船に浸かるからこそ疲労回復できたり、安眠につながったりするなどのメリットがあります。
 
そのためシャワーで済ませるのではなく、定期的に湯船に浸かりリフレッシュしましょう。節約のしすぎでストレスがたまってしまうと、本末転倒です。そのため、無理のない範囲で節約を行いましょう。
 

出典

東京都水道局 節水について よくある質問
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 プロパンガスと都市ガスお風呂代の違い
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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