昼食は「400円」の社食と弁当持参を週半分ずつです。毎日「弁当持参」したら1ヶ月いくら節約になりますか?
配信日: 2024.06.11 更新日: 2024.10.10
この記事では、400円の社員食堂を利用する日と、弁当を持参する日を1ヶ月のうち半分ずつに分けているケースを例として取り上げています。
すべて弁当持参に切り替えた場合の1ヶ月あたりの昼食の費用を具体的に計算し、その経済的なメリットを詳しく分析します。普段社員食堂を利用していて節約したいと考えている方は、参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
月の半分は社員食堂を利用、半分を弁当持参した場合の1ヶ月の昼食代
多くの会社では、社員食堂が比較的安価な選択肢として提供されていますが、自宅から弁当を持参した場合さらに節約できる可能性があります。
株式会社ニチレイフーズが行ったお弁当に関する調査によると、弁当1食あたりにかかる費用は全国平均で231.5円という結果が出ています。1ヶ月のうち、20日間を出勤して10日間の昼食は社員食堂を利用し、残りの10日間の昼食は弁当を持参したと仮定して昼食代を計算します。
今回は社員食堂の1回あたりの食費を400円、前述の弁当1食の費用を用いて231.5円としています。
社員食堂でかかる昼食の食費が10日間で4000円、弁当を持参したときの10日間の費用が約2315円で、合わせると約6315円です。1年に換算すると、約7万5780円となります。
1ヶ月間毎日弁当を持参した場合の昼食代
前述の弁当1食あたりの費用を231.5円として、1ヶ月間毎日弁当を持参した場合の昼食にかかる費用を計算します。1ヶ月のうち、20日間出勤して毎日弁当を持参したと仮定すると約4630円かかることが分かります。1年に換算すると、約5万5560円となります。
月の半分の昼食は社員食堂を利用し、半分は弁当を持参した場合の費用との比較を表1にまとめました。
表1
1ヶ月あたりにかかる費用 | 1年あたりにかかる費用 | |
---|---|---|
半分社員食堂、半分弁当 持参 | 約6315円 | 約7万5780円 |
毎日弁当持参 | 約4630円 | 約5万5560円 |
差額 | 約1685円 | 約2万220円 |
※筆者作成
表1から毎日弁当を持参した場合1ヶ月で約1500円、1年で約2万220円の差があることが分かります。このことから毎日弁当を持参することで、食費を節約できるといえるでしょう。社員食堂の1回あたりの食費は会社ごとに異なり、食品の価格変動もありますので、参考程度にしてください。
社員食堂を利用した場合の栄養面のメリット
社員食堂は一般的に、福利厚生の1部として従業員に提供されているものです。目的は福利厚生として提供するだけでなく、従業員の健康維持や増進、生活習慣病の予防などがあるといわれています。
従業員が手軽に食事ができる場所だけでなく、健康に配慮された食事を取ることで健康の維持・増進ができます。
弁当を持参する場合、好きな物や決まった物ばかり摂取してしまうということもありえます。社員食堂での定食スタイルの昼食は主食や主菜、副菜がそろっていることが多く、加えて栄養やバランス、摂取カロリーも考慮されています。
費用面では弁当を持参する方がおさえられますが、社員食堂を利用すると栄養面でよい面があります。
会社での昼食を毎日弁当を持参した場合、1ヶ月あたり約1500円節約できる
会社での昼食は社員食堂を利用している分を弁当持参に置き換えることで、1ヶ月あたりの費用が約1500円、1年あたりの費用が約2万220円節約できることが分かりました。社員食堂の昼食は、弁当を持参した場合と比較すると、費用面では高くなることもあります。
一方で、栄養バランスや摂取カロリーを考慮されているメニューが多く、健康面に大きなメリットがあります。社員食堂で提供されるメニューの盛り合わせを参考にしたり、週1回は社員食堂の昼食を利用したりするなど、ご自身の都合に合わせてみてください。
出典
株式会社ニチレイフーズ 4月10日は「お弁当始めの日」手作り弁当で昼食代は年間約9万円も節約できる!? (2ページ)
厚生労働省 e-ヘルスネット 栄養・食生活 賢く食べるためのコツ 社員食堂の上手な活用法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー