「ビニールプール」の購入を検討して早2年…。水道代がこわいのですが、毎回レジャープールを利用するよりは安く済みますか?
配信日: 2024.06.22 更新日: 2024.10.10
しかし、ビニールプールの大きさや使う水の量によっては、水道代を心配する方もいるかもしれません。水遊びをしたい場合には、ビニールプールで遊ぶほかに、レジャープールを利用する方法もあります。
本記事では、家庭用ビニールプールを使用した場合の水道代と、レジャープールへ行った場合を比較し、どちらがお得なのか検証します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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自宅用ビニールプールにかかる水道代
東京都水道局の1ヶ月の水道料金を基に、水道代を計算します。
なお呼び径(メータ径)は、20ミリメートルを使用している場合と仮定します。呼び径が20ミリメートルの場合の基本料金は1170円で、使用した量に合わせて表1のように料金が変動します。
表1
使用料 | 従量料金 (1立方メートルあたり) |
---|---|
1~5立方メートル | 0円 |
6~10立方メートル | 22円 |
11~20立方メートル | 128円 |
21~30立方メートル | 163円 |
31~50立方メートル | 202円 |
51~100立方メートル | 213円 |
101~200立方メートル | 298円 |
201~1000立方メートル | 372円 |
1001立方メートル以上 | 404円 |
※東京都水道局「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」を基に筆者作成
この水道代を基に、家庭用ビニールプールを月に2回利用した際の水道料金を計算します。
家庭用ビニールプールを使用した場合の水道料金
まず、計算するにあたっての条件は以下の通りです。
・世帯人員は4人で、1ヶ月あたり23.1立方メートルの使用水量
・プールに入れる水の量は3分の2
・大型のビニールプール(305センチ×180センチ×60センチ)を使用
最初に、1回のプールで使用する水量を求めます。
・(305センチ×180センチ×60センチ)×2/3÷1000000=2.196立方メートル
さらに月2回の使用であることから、4.392立方メートルとなります。以上に、もともとの1ヶ月の水道使用量を足し、表1の料金表と照らし合わせます。
23.1+4.392=27.492立方メートルとなり、料金は3701円となります。
ここからプール以外の使用料金を除き、使用回数の2回で割ると、1回あたりの水道料金は911円です。しかし、毎回水を入れ替えずに何度か使用する場合には、1回あたりの水道料金は安くなるでしょう。
レジャープールの入園料は?
次に、レジャープールの入園料の費用相場を紹介します。あるレジャープールでは、1回あたり大人300円、中学生以下100円です。もし子どもが中学生未満ならば大人の料金しかかからないため、レジャープールを利用したほうが費用はかからないでしょう。
しかし、プールやアトラクションの種類が豊富なレジャープールは1日で大人3400〜4000円、3歳〜小学生2300〜2700円という場合もあります。
また、アトラクションの利用に追加料金がかかる場合もあります。
以上を踏まえると、選ぶレジャープールによって負担が多くなる場合もあれば少なくなる場合があることが分かります。どんな施設を利用したいかや、利用料金をよく確認してレジャープールを活用するとよいでしょう。
自宅用ビニールプールを使用する際の注意点
自宅用ビニールプールは便利ですが、もし水を入れたまま複数回利用する場合には衛生面での注意が必要です。水を入れっぱなしにしていると雑菌が繁殖してしまったり、葉っぱやゴミで汚れたりしてしまう可能性があります。
ビニールプールにゴミが入らないようにふたをしておいたり、水が濁らないよう消毒液を入れたりする方もいるようです。水道料金は高くなるかもしれませんが、水はこまめに交換することをおすすめします。
また、水を入れたままにしておくと、小さな子どもが溺れてしまうおそれもあります。世帯の状況によっては、そのような場面も想定しての対策が必要でしょう。
使う頻度や水量によっては、レジャープールの活用も視野に入れましょう
もしビニールプールの購入を検討する際には、どのくらいの頻度で遊ぶか、水の使用料、管理方法などについても考える必要があります。
場合によっては、ビニールプールに使う水道料よりもレジャープールへ行ったほうが安く済むこともあります。ご家庭の事情に合わせて、購入を検討しましょう。
出典
東京都水道局 手続き・料金 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)
東京都水道局 よくある質問 もっと知りたい「水道」のこと 質問;家庭の平均使用量はどのくらいですか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー