更新日: 2024.06.24 その他家計

節約のため掃除は「フローリングワイパー」一択!「掃除機」を使うよりもコスパはいいですよね?

節約のため掃除は「フローリングワイパー」一択!「掃除機」を使うよりもコスパはいいですよね?
掃除機は便利な掃除家電のひとつですが、購入費用がそれなりにかかることや、使用するたびに電気代がかかることなど気になる点もあるでしょう。「節約のために、掃除機を使わずにフローリングワイパーで掃除をするようにしたらどうだろう?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
 
本記事では、掃除機とフローリングワイパーそれぞれにかかるコストや、メリット・デメリットを比較してみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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掃除機の購入費用と電気代はどれくらい?

掃除機はメーカーや機能の違いなどによって費用もさまざまですが、総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編)」によると、2023年の東京都区部における平均価格は7万6856円ということです。
 
また、内閣府の「消費動向調査 2024年3月調査」によると、二人以上の世帯における掃除機の平均使用年数は7.5年となっているため、約7年で寿命を迎えるとして、必要な電気代を計算してみました。
 
電力料金単価31円/キロワットアワー(税込み)で計算した場合、1日6分「強」モードで運転した場合の電気代は3円強となります。毎日掃除機をかけた場合、約3円×365日=約1095円、7年間の電気代は約7665円です。掃除機の購入代金と合わせると、約8万4521円となります。
 
部屋の広さによっては、掃除機をかける際に必要な時間が長くなることもあるため、電気代も多めにかかると考えておくとよいでしょう。
 

フローリングワイパーで掃除した場合のコストは?

一方、フローリングワイパーは本体とシートが必要になります。本体を2000円程度、シートを20枚入り500円程度で購入するとしましょう。シート1枚当たり約25円になるため、1回の掃除にシートを1枚ずつ毎日使用した場合、1年間で9125円、7年間で6万3875円の費用がかかります。
 
本体代2000円を合わせると、1年間で1万1125円、7年間で6万6000円程度ということです。掃除機にかかるコストと比べると、フローリングワイパーの方が、1年間だと約6万7000円(掃除機の購入代金も含めて)、7年間に換算すると2万円ほど安くなる可能性があります。
 
ただし、ウェットシートや香り付きのシートなどを選んだ場合はもう少し高くなるでしょう。
 

それぞれのメリットとデメリットを比較すると?

掃除機のメリットは、掃除の効果が実感しやすい点でしょう。吸引力があるので髪の毛やホコリの取り残しが少なく、ノズルを付け替えれば狭い場所や凹凸がある場所も簡単に掃除できます。
 
ただし、コンセントにつながなければならなかったり、充電が必要だったりするため、手間に感じることもあるでしょう。また、定期的なメンテナンスが必要になる点もデメリットに挙げられます。
 
一方、フローリングワイパーは、汚れが気になったときにすぐ使える手軽さが魅力です。本体がコンパクトなため置き場所にも困らず、音が出ない点もメリットといえるでしょう。
 
ただし、シートを両面使うために一度ひっくり返さなければならないため、面倒に感じることもあるかもしれません。さらに、溝などのシートが接触しない部分は掃除できないため、掃除機との併用を検討しなければならない場合もあります。
 

フローリングワイパーの方が節約にはなるがデメリットも考えて選ぶことが大切

内閣府の調査によると、掃除機の平均使用年数は約7年であったため、7年間にかかるコストを比較した場合、フローリングワイパーの方が2万円ほど節約になる可能性があります。ただし、掃除機の機種やフローリングワイパーのシートの種類など、選び方によってはコストに大きな差が出ないことも考えられます。
 
また、掃除機とフローリングワイパーそれぞれにメリットとデメリットがあるため、よく比較したうえでどちらを選ぶべきか、または、うまく併用すべきかを検討してみるとよいでしょう。
 

出典

e-Stat 政府統計の総合窓口 総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)2023年 結果表1 調査品目の月別価格及び年平均価格【都道府県庁所在市及び人口15万以上の市】 【17】「3511 電気代」 ~ 「4075 空気清浄機」 4032電気掃除機
e-Stat 政府統計の総合窓口 内閣府 消費動向調査 令和6年3月調査 統計表1 二人以上の世帯 主要耐久消費財の買替え状況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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