更新日: 2024.10.10 働き方

外国語学部に通う大学生の子どもが、通訳になるために卒業後は留学したいと言っているのですが、留学すれば通訳になれますか? また稼ぎはどれくらいですか?

外国語学部に通う大学生の子どもが、通訳になるために卒業後は留学したいと言っているのですが、留学すれば通訳になれますか? また稼ぎはどれくらいですか?
外国語学部に通う大学生の子どもが卒業後は就職をせずに留学して、語学力を磨いて通訳になりたいと考えているということですが、その道のりは一体どれほどのものなのでしょうか?
 
また、通訳として働くとなった場合、どれくらいの収入を期待できるのでしょうか?この記事では、通訳になるための条件や必要なスキル、そして通訳の平均年収について詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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通訳の仕事に必要な専門的なスキルと資格

通訳の仕事に必要な専門的なスキルと資格は以下のようなものがあります。
 

・語学力

通訳者としての最も基本的なスキルは、高度な語学力です。とくに、瞬時に外国語から日本語に、日本語から外国語に訳出する能力が求められます。
 

・専門知識

通訳の現場は多岐にわたり、医学や法律、ビジネスなど、訳出する対象分野の専門知識を必要とする場合があります。
 

・資格

通訳として働く上で、必須となる資格はありません。しかし、通訳者としての実力を客観的に証明できるものとして、以下のような資格を取得することをおすすめします。


TOEIC:英語を使用したコミュニケーション能力を評価するための試験
全国通訳案内士:日本で唯一の語学通訳に関する国家試験
ビジネス通訳検定(TOBIS):企業通訳で求められるビジネス知識を背景とした通訳の能力を判断する試験

資格は必須ではないものの、通訳の仕事において高いスキルを持っていることを示せる可能性があります。
 

通訳への道のり

通訳になるための学歴や資格に必須とされるものはなく、実績と能力が重視される実力主義の世界です。ただし、一般的には大学卒業程度の学力が求められ、大学や通訳学校、大学院の通訳養成コースを修了している方が多いようです。
 

通訳になるために留学経験は必須ではないが強みになる

通訳になるために留学経験は必須ではありません。しかし、大学や養成学校などではなかなか身につかないネイティブ独特の言い回しやスラングなどを身に着けられるため、通訳として活躍していく上では強みとなります。
 

通訳の平均年収

厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、通訳者の平均年収は551万4000円で、平均年齢は41.6歳です。
 
通訳者の平均年収は、スキルや経験・専門分野・働く環境により大きく変動するといわれています。平均年齢が41.3歳ということは、通訳という職業が比較的経験とスキルを積むまでに時間がかかる職業であることが伺えます。
 

通訳の年収を向上させるには

通訳の年収を向上させるためには以下のような方法があります。
 

・スキルアップ

通訳として年収を上げるための方法の一つは、自身のスキルアップを考えることです。通訳業界は常に変化しており、需要のある言語や専門分野に対する知識を深めることが重要です。翻訳技術の向上や新しいツール、ソフトウェアの習得、専門用語の勉強など、自己啓発に努めましょう。
 

・長期間活躍する

通訳として年収を上げるもう一つの方法は、長期間活躍することです。経験を積むことで翻訳能力やコミュニケーションスキルが向上し、信頼性や専門性が高まると考えられます。通訳としての実績や信頼を築き、クライアントからのリピート依頼や口コミによる新規の案件獲得を目指しましょう。
 

・転職を考える

通訳として年収を上げる選択肢としては、転職を考えることもあります。他の企業や組織に移ることで、より高い報酬や福利厚生を得られる場合があります。
 

・需要のある言語を学ぶ

通訳の転職市場では、需要のある言語によって求人数や報酬が異なります。現在はスペイン語や中国語などに需要があるといわれています。
 

・専門分野を持つ

昨今は特定の業界や分野の専門知識を持つ通訳を求められる傾向にあります。自身の言語スキルや専門性を活かし、転職市場を探求することが重要です。いずれにせよ、通訳として成熟し、安定した収入を得るためには、ある程度のキャリアを積むことが必要です。
 

通訳は実績と能力が重視される実力主義の世界

通訳という職業自体には必須とされる学歴や資格はありませんが、実績と能力が重視される実力主義の世界です。多くの場合、大学卒業程度の学力が求められ、大学や通訳学校、大学院の通訳養成コースを修了している方が多いようです。
 
通訳になることは簡単ではありませんが、努力と情熱があれば、夢を実現することは可能だと考えられます。親としては、子どもがこの厳しい道を歩む上で、適切な情報を提供し、支援することが大切です。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 通訳者
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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