更新日: 2024.06.27 その他家計

「完全栄養食だから」といつもギョーザばかり食べる父。節約にもなるそうですが、本当に栄養面は大丈夫?

「完全栄養食だから」といつもギョーザばかり食べる父。節約にもなるそうですが、本当に栄養面は大丈夫?
お店でも家庭でも楽しめるギョーザは、おいしいだけでなく栄養満点な料理として人気があります。しかし、栄養があるからといって毎日食べ続けた場合、栄養面での問題はないのか気になる人もいるでしょう。
 
また、ギョーザは食費の節約にもなるイメージがあるかもしれませんが、実際のところはどのくらい節約になるのか、夕食にかける食費の平均と比較しました。
 
本記事では、ギョーザを食べることで摂取できる栄養素や、毎日ギョーザを食べた場合の節約効果などを詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ギョーザは本当に「完全栄養食」なのか?

ギョーザにはお肉や野菜・にんにくなどが使われているため「完全栄養食」と呼ばれることがあります。
 
そもそも「完全栄養食」とは炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素を含む料理のことです。ギョーザの皮は小麦から作られているため、まず、炭水化物は摂取できます。ひき肉にはたんぱく質や脂質が含まれており、ビタミンやミネラルはキャベツやニラに豊富に含まれています。
 
つまり、ギョーザは単品でありながら五大栄養素を同時に摂取することが可能な料理であるといえるでしょう。
 

「毎日夕食がギョーザ」だとどのくらい節約になる?

ギョーザを1人前(12個)作る場合に必要な費用を、あるネットスーパーの価格を参考に計算してみましょう。なお価格はすべて購入する場所や時期などによって変動する可能性があるため、目安として参考にしてください。
 
今回は以下のような材料を用意するとします。
 

・豚ひき肉50グラム(500グラム税込み524円):52.4円
・キャベツ100グラム(1玉を1キログラムとして税込み268円):26.8円
・ニラ25グラム(100グラム税込み91円):22.75円
・ギョーザの皮12枚(25枚入り税込み117円):56.16円

 
上記を合計すると158.11円になります。これに調味料をプラスしても、1人前当たり200円以内で作ることが可能でしょう。
 
株式会社リクルートライフスタイルが実施した「外食に求める期待と予算についてのアンケート調査」によると、「自宅での普段の夕食」にかける費用は626円が平均ということです。夕食にギョーザのみを食べる場合であれば、平均と比較して400円以上の節約になる可能性があります。
 

ギョーザだけを毎日食べた場合、栄養面に問題はないのか?

ギョーザには五大栄養素が含まれているとはいえ、ギョーザだけを毎日食べ続けていても十分な量の栄養素を摂取することはできません。
 
1人前のギョーザに含まれている栄養素だけでは炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維が足りないので、その栄養素を補おうとギョーザを何個も食べるとカロリーオーバーになってしまいます。そうなると太ってしまう可能性が高く、健康面で問題になります。
 
そのため、ギョーザ単品では不足しがちな栄養素をしっかり摂取できるように、ほかの食品もあわせて食べることをおすすめします。
 
特に、炭水化物を豊富に摂取できる玄米、ビタミンやミネラルを効率よく摂取できるサラダや豆類・海藻類を積極的に食べるとよいでしょう。サラダや豆類・海藻類には食物繊維も豊富に含まれているため、ギョーザだけでは十分に摂取できない栄養素も補うことが可能です。
 

ギョーザは節約になるが、ほかの食品もあわせて摂取したほうがよい

ギョーザには五大栄養素が含まれているため「毎日ギョーザだけを食べておけば栄養面は大丈夫」と思っている人もいるかもしれません。しかし、ギョーザだけで必要な栄養素を十分に摂取することは難しく、ほかの食品もあわせて摂取することが望ましいといえます。
 
ギョーザは1人前12個当たり200円前後で作れる場合もあるため、節約にもつながる可能性があります。一度にたくさん作って残りを冷凍しておけば、さらに節約になるかもしれません。しかし、ギョーザだけを食べていると健康面が心配です。
 
ギョーザ以外の食品も上手に組み合わせて不足しがちな栄養素もしっかり摂取するようにし、健康的な食生活を送ることをおすすめします。
 

出典

株式会社リクルートライフスタイル「自宅での普段の夕食」は平均支出626円 「特別な外食の夕食」は同3,826円 女性は外食に対して「お腹を満たす」以外の期待が大きい
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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