この夏まだ一度も「冷房」を使用していません。今からエアコンの試運転は遅すぎますか?電気代も知りたいです
配信日: 2024.06.29 更新日: 2024.10.10
万が一、エアコンに不具合がある場合はすぐに修理する必要がありますが、夏場は修理業者への依頼が非常に混み合うため、対応してもらうまで時間がかかる可能性も考えられるでしょう。そのため、早めに試運転をしてみる必要があります。
本記事では、夏を迎える前にエアコンの試運転をするべきタイミングとともに、試運転にかかる時間や電気代の計算方法についてもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコンの試運転はどのようなことをするのか?
試運転は、いざ必要となったときにエアコンが問題なく動作するかを確認するために行います。
まずは、エアコンの電源が入るか、電源が入ったら、冷たい風が出てくるかを確認しましょう。電源が入らない場合は、エラーが出ていないかもチェックします。
また、冷房機能を確認するため、設定温度を16~18度の最低温度近くまで下げ、10分ほど作動させることが推奨されています。風が出てきても、効きが悪いと感じたり異臭がしたりする場合は、修理が必要になる可能性もあるでしょう。また、水漏れがないかを確認するため、30分ほど稼働し続けて問題がないかチェックします。
ただし、メーカーごとに推奨される試運転の方法が異なるため、使用メーカーの取扱説明書、ウェブサイトの確認も重要です。
エアコンの試運転はいつするべきか?
エアコンの試運転は、実際に冷房を使い始めるシーズンの2ヶ月前には行っておくべきであると考えられます。7月ごろから本格的に冷房を使うと考えると、5月ごろには試運転を行っておくとよいでしょう。
暑い時期になるとエアコンの修理や交換の依頼が殺到して混み合うことが予想され、故障や不具合があってもすぐに対応してもらえない可能性が高いためです。エアコンが使えない状態のまま何日も過ごすことになるのは避けたほうがよいでしょう。
今回の事例のように「7月になってから試運転をするのでは遅いのか?」という疑問については、試運転のベストシーズンは逃してしまっていると考えられます。
エアコン試運転の所要時間はどれくらい必要?
エアコンの試運転では、30分~1時間ほど稼働させる必要があります。まずは、最低温度(16~18度)に設定して10分間稼働させ、冷たい風が出てくるかチェックします。
さらに、30分ほど続けて稼働させ、部屋が十分に冷えるか、異臭や異音、水漏れがないかを確認しましょう。もし、冷房を稼働させても室温がなかなか下がらなかったり、異音や異臭がしたりする場合は、ただちに使用を中止し、販売店やメーカーなどに相談しましょう。
試運転にかかる電気代の計算方法は?
エアコンの試運転を実施するにあたって、電気代はいくらぐらいかかるのか気になる人もいるでしょう。
エアコンの電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電力料金単価(円/キロワットアワー)」で計算できます。電力料金単価を31円/キロワットアワーとして、消費電力0.5キロワットのエアコンを30分(0.5時間)稼働させる場合「0.5キロワット×0.5時間×31円/キロワットアワー=7.75円」です。
同様に、1時間あたりの電気代を計算すると「0.5キロワット×1時間×31円/キロワットアワー=15.5円」となります。
製品により電気代は異なり、試運転には最大消費電力が使われる可能性もあるため、あくまで仮のコストではありますが、試運転に1時間かけても電気代は高額にはならないため「もったいない」と思わずにしっかり実施しましょう。
エアコンの試運転は5月ごろがベスト
暑い時期になるとエアコンの出番ですが、今シーズンまだ一度も冷房を使用していないのであれば、事前に試運転をしておくことが大切です。試運転はエアコンが故障していないか、不具合はないかを確認するために行うものです。
もし修理が必要でも本格的な夏がきてしまうと混み合っていてすぐに対応してもらえない可能性が高いため、なるべく早めに確認しておいたほうがよいでしょう。試運転のベストシーズンは5月ごろと考えられます。
試運転の所要時間は30分~1時間で、電気代も数十円程度と想定されます。早めに実施しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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