更新日: 2024.07.10 家計の見直し

夜間の「電気料金」が安くなるプランに変更したい!でもその分”昼間”の電気料金が「割高」になる!?

夜間の「電気料金」が安くなるプランに変更したい!でもその分”昼間”の電気料金が「割高」になる!?
「電気代を節約したい」とお考えなら、夜間の電気料金が安くなるプランへの見直しを検討してみましょう。ただし、夜間料金プランが向いている家庭とそうでない家庭があるので注意が必要です。
 
生活スタイルや電化製品の電気使用量によっては、逆に電気代が高くなってしまう家庭もあるかもしれません。
 
本記事では、夜間の電気料金が安くなるプランだと料金単価はいくらくらいになるのか、夜間料金プランをお得に活用する方法とともにご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

夜間の電気料金が安くなるプランにした場合の料金単価

夜間の電気料金が安くなるプランにした場合、従量電灯と比べてどのくらい節約効果があるのかを調べてみました。
 
例えば、東京電力の従量電灯Bを参考にすると、「最初の120キロワットアワーまで」が29.8円、「120キロワットアワーをこえ300キロワットアワーまで」が36.4円、「上記超過」が40.49円となっています。
 
同社の夜間料金プランで23時~翌7時の電気料金が安くなるプランを採用した場合、夜間の電気料金が31.64円、昼間の電気料金が42.6円になるようです。
 
使用量が120キロワットアワーをこえる場合であれば、夜間料金プランにした方が夜間の電気料金は安くなる計算です。ただし、その分、昼間の電気料金が高く設定されるので注意が必要です。
 
また、中部電力の従量電灯Bをみると「最初の120キロワットアワーまで」が21.2円、「120キロワットアワーをこえ300キロワットアワーまで」が25.67円、「上記超過」が28.62円となっています。
 
同社の夜間料金プランを採用した場合、一例として平日22~翌8時の電気料金が16.52円、10~17時が38.8円、それ以外の時間が28.61円となります。
 
0~8時の時間帯の電気料金が大幅に安くなるため、この時間帯に電気を多く使う家庭には大きな節約効果が期待できるでしょう。
 

逆に電気代が高くなってしまうパターンもあるので注意

夜間に電気料金が安くなるプランに見直した方がいいのは、洗濯機や食器洗浄機の予約タイマーなどを使って、家事を夜にまとめてする家庭などです。
 
上記でご紹介した通り、夜間料金プランだと昼間の電気料金が割高になるため、昼間によく電気を使用する家庭が加入すると逆に月々の電気代が高くなってしまう可能性があります。
 
そのため、日中家にいて昼間に家事をすることが多い人や、在宅ワークでエアコンやパソコンなど昼間に電気を多く使用する人などは、夜間に電気料金が安くなるプランを選ばない方がいいでしょう。
 

夜間の電気料金が安くなるプランをお得に活用するには?

せっかく夜間の電気料金が安くなるプランに加入するのであれば、よりお得に活用できる方法を確認しておきましょう。
 
例えば、電力消費量が大きな家電は夜間に使用するようにして、電気料金を節約する方法がおすすめです。電力消費量が大きな家電には、ドラム式洗濯乾燥機やアイロン・食器洗浄機などが挙げられます。これらの家電を夜間に作動させるようにすれば、電気代の節約につながりやすくなるでしょう。
 

夜間の電気使用量が多い家庭には節約効果が期待できる

電力会社によっては夜間の電気料金が安くなるプランを用意しているため、プランを見直すことで電気代を節約できる可能性があります。
 
ただし、昼間の電気料金が高く設定されている場合もあるため、日中家にいて家電を使用することが多い家庭などでは、逆に電気代が高くなってしまう可能性があるでしょう。
 
夜間の電気料金が安くなるプランが向いているのは、夜間に電気をたくさん使う家庭です。プランを見直した際には電力消費量が大きな家電を昼間に使わず、予約タイマー機能などを使って夜間に使用するなどして、より節約効果を高めることをおすすめします。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C
東京電力エナジーパートナー株式会社 夜トクプラン
中部電力ミライズ株式会社 従量電灯A・B・C
中部電力ミライズ株式会社 スマートライフプラン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集