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更新日: 2024.10.10 家計の見直し

物価高の今、なにか私たちにできることってありますか?値上げが続いてばっかりであせっています。

物価高の今、なにか私たちにできることってありますか?値上げが続いてばっかりであせっています。
近年の物価上昇を受けて、いつまで続くのかと不安に感じている方や生活費が圧迫され困っている方などもいるでしょう。物価高の影響を抑えるためには、自分自身で節約を心がけることが大切です。
 
本記事では、日本の物価高がなぜ起きているのかを紹介するとともに、影響を抑えるための節約ポイントを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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日本の物価高の原因

食品や日用品の値段が上がり、生活費がかさんでいる方も多いでしょう。ここでは、現在日本の物価高がなぜ起きているのかを紹介します。
 

原材料価格が高騰しているため

物価高を引き起こしている原因の一つは原材料価格の高騰です。コロナ禍から徐々に起こり始め、コロナが収まっていき経済が回復していくと、世界各国で物やサービスの需要が大きくなっていきました。
 
また、2022年2月24日から始まり2年以上経過しているウクライナ侵攻も、原材料価格の高騰に影響しています。
 
特に、ロシアは世界有数のエネルギー輸出国です。ロシアが自国以外へのエネルギーの供給量を減らすのではないかという懸念から、取引先である欧米諸国でエネルギーの価格高騰が起こり、ロシア以外からのエネルギーの輸入を進めた結果、アジア市場でも価格の上昇が発生しています。
 
日本は、ロシアからエネルギーの多くを輸入しているわけではありませんが、世界各国で価格上昇が引き起こっているため、日本でも価格の上昇が起こっているのです。
 

円安ドル高による影響

円安ドル高も物価上昇の原因の一つです。円安ドル高の状態では、輸入品に対しての支払価格が大きくなります。円安は、日本とアメリカの金利差によって引き起こされます。例えば、日本の金利が低くアメリカの金利が高ければ、投資家は低い円を売却して金利の高いドルを購入し、運用して利益を上げようとするでしょう。
 
日本とアメリカの金利差は、金融政策の違いにより生まれたと考えられています。アメリカでは、日本よりもコロナ禍からの景気回復が早く、インフレが発生しました。インフレが加熱すると消費が落ち込んでしまうため、金利を上げてインフレを抑えようとFRB(米国連邦準備制度理事会)がゼロ金利政策の解除を決めました。
 
一方、日本では日本銀行が金融緩和策を続けており、低金利が続いています。金融緩和策は、2013年に2%の物価上昇率を実現させることを目標に開始されましたが、現在発生している物価上昇は、需要の増加によるものではないといえます。
 
2024年1月に日本で開催された金融政策決定会合では、現在の金融緩和を継続することが決定しました。そのため、現在の円安は2024年も継続すると考えられます。
 

物価が高騰するなかでの節約術

物価高により製品の価格が高騰するなかで、節約をして生活費を抑えるポイントを紹介します。
 

食品ロスを発生させない

家庭では、食品ロスを発生させないことが食費の節約につながります。例えば、青菜類は軽く水をスプレーして新聞紙にくるみ、冷蔵庫で保存すると長持ちします。
 
傷みの早いもやしも、水に張ったボールに入れて冷蔵庫で保存すると、いつもよりも新鮮さの維持が可能です。キャベツやレタスは、芯をくりぬいて穴にぬれた紙を入れておくと長持ちします。
 

エアコンのフィルターはこまめに掃除する

エアコンのフィルターを便利に掃除すると、電気代の節約が可能です。フィルターが汚れたままだと冷暖房の効率が落ちてしまうため、2週間に1回ほどフィルターの掃除を行いましょう。
 

冷蔵庫の設定を調整する

冷蔵庫の設定を調整すると、電気代の節約が可能です。温度は弱よりも強の方が約20%電力消費量がアップします。季節や食品の量に合わせてこまめに適用の設定を変更しましょう。
 
また、ドアパッキンの劣化も電力消費量の上昇を引き起こします。冷蔵庫のドアパッキンに名刺を挟んでみて、落ちるようであれば取り換え時です。
 

炊飯器の保温はなるべく使わない

炊飯器は、7時間以上保温していると新たにご飯を炊くのと同じ量の電力を消費します。7時間以上保温する場合は、ご飯を冷蔵や冷凍保存するのがおすすめです。
 

節約で物価高を乗り切ろう

日本の物価高は、今後も継続すると予想されています。普段の生活が圧迫されないよう自分自身で節約を心がけることが大切です。まずは無理なくできることを継続的に実施していきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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