更新日: 2024.10.10 家計の見直し

扇風機とサーキュレーターで電気代はどれだけ違うの? 価格差についても教えて!

扇風機とサーキュレーターで電気代はどれだけ違うの? 価格差についても教えて!
扇風機とサーキュレーターは、暑い日に涼をとるのにかかせない電化製品です。夏場に大活躍しますが、思いがけず1日中つけっぱなしにしていたということも起こるため、電気代が気になる人も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、扇風機とサーキュレーターの価格や電気代の差について解説します。電気代をより節約するポイントについても解説するため、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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扇風機とサーキュレーターはどう違う?

扇風機とサーキュレーターの違いは、使用の目的にあります。扇風機は人が風にあたって涼をとるための電化製品であるのに対し、サーキュレーターは部屋の空気を効率よく循環させるための電化製品です。
 
二つの製品の用途の違いから、扇風機は広範囲に風を発生させるものの遠くまで風が届きにくく、サーキュレーターは風の方向が直線的で遠くまで風が届くという特性を持ちます。
 
扇風機とサーキュレーターの機体の価格にはそれほど大きな違いはありません。Amazonの売れ筋ランキングで上位の商品は、扇風機で4000円~8000円ほど、サーキュレーターが3000円~1万1000円ほどでした。
 

扇風機とサーキュレーターの使用にかかる電気代

ここでは、扇風機とサーキュレーターの使用にかかる電気代について見ていきましょう。
 
「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」が設定する、電力料金の目安単価は1kWhあたり税込31円となっており、この料金を基に扇風機とサーキュレーターのおおよその電気代を知ることができます。
 
扇風機の消費電力を35Wとして計算すると、31円×0.035=1.085円となり、扇風機を1時間つけっぱなしにした場合の電気代は約1.1円です。
 
サーキュレーターの消費電力は扇風機よりも比較的少なくない傾向があるようです。商品電力を25Wとして計算すると、31円×0.025=0.775円となり、サーキュレーターを1時間つけっぱなしにした場合の電気代は約0.8円です。
 
以上の結果から、扇風機とサーキュレーターを8時間つけっぱなしにしたとしても、電気代の差はわずかなものであることが分かります。そのため、電気代を基準にどちらを買うか検討するよりも、使用目的に合わせてどちらを購入するか検討するのがよいといえるでしょう。
 

扇風機とサーキュレーターで効率よく涼をとる方法

扇風機とサーキュレーターの電気代に差はほとんどないことが分かりましたが、エアコンの電気代と扇風機・サーキュレーターの電気代には差があるようです。
 
エアコンの消費電力は、設定などによって異なりますが平均して500Wほどであり、先ほどの計算式で計算すると、1時間エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は31円×0.5=15.5円です。
 
夏場の暑い日にエアコンを一日中つけっぱなしにしていると、電気代は多くかかる傾向があります。電気代を節約するには、エアコンと扇風機またはサーキュレーターを同時に使うのが効果的だと考えられています。
 
エアコンのみを使用した場合、冷たい空気が足元に溜まって、設定温度ほどの涼しさを感じにくいということが起こりえます。そのため、扇風機・サーキュレーターを併用し、風を起こして部屋の空気を循環させることで、エアコンの設定温度を上げても涼しく過ごせる可能性があります。
 
とくにサーキュレーターは、部屋の空気を効率よく循環させるための電化製品であるため、サーキュレーターを使用することでより効率よく空気を循環できると考えられます。
 

扇風機とサーキュレーターは目的に応じて使おう

扇風機とサーキュレーターはよく似た形状をしていますが、風の方向や風量などに違いがあり、どちらを使った場合でも電気代にそれほど違いはないことが分かりました。
 
扇風機やサーキュレーターに比べ、エアコンは電気代がかかる傾向があるため、扇風機やサーキュレーターと同時に使うことで、電気代を節約できる可能性があります。扇風機とサーキュレーターは目的に応じて使い分け、暑い夏を乗り切りましょう。
 

出典

Amazon リビング扇風機の売れ筋ランキング
Amazon サーキュレーターの売れ筋ランキング
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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