スーパーでカゴに入れたお弁当が、数分後「2割引」に! 店員さんに「シールを貼ってほしい」と頼むのはNG?“定価のお弁当”をそのまま買うべきなのか解説
配信日: 2024.10.14 更新日: 2024.10.15
本記事では、スーパーの割引のお弁当や総菜を、マナーを守りながら上手に節約する方法や、お得に手に入れるためのポイントを解説します。
執筆者:渡邉志帆(わたなべ しほ)
FP2級
割引シールのお弁当を見つけたらどうする?
すでに定価でお弁当を手に取ってカゴに入れたあと、目の前で同じお弁当に割引シールが貼られているのを見つけたら、少しモヤモヤした気持ちになるかもしれません。
「自分も安く買いたい」という気持ちは自然なものですが、いざ行動に移すにはマナーやお店のルールが気になるところです。
ここでは、割引シールを見つけた際の行動について、店員さんに声をかけるべきか、または商品を戻すべきかを考えてみましょう。
店員さんに自分のお弁当にもシールを貼ってもらえる?
店員さんに声をかけて、自分のお弁当にシールを貼ってもらえるかは、スーパーによって対応が異なりますが、マナー違反となる可能性があるでしょう。
店側が割引シールを貼るのは、基本的には売れ残りを解消するためにおこなわれるので、店員さんがシールを貼り始めたときに売れ残っているお弁当が、割引の対象であると考えるのが自然です。
また、割引シールを貼ったタイミングでお弁当を手に取った客との不平等さを指摘される可能性もあり、非難を浴びかねません。
店側の厚意により割引シールを貼ってもらえる可能性もありますが、しつこい値引き交渉や、シールが貼られる前にわざとカゴにキープしておいたりする行為は店側に迷惑となるでしょう。
カゴにある弁当を戻して割引の弁当を買っても良い?
次に考えるのが、「今カゴにある定価のお弁当を売り場に戻し、割引シールが貼られたお弁当をカゴに入れる」という行動です。
カゴに入れたお弁当は、まだレジで精算していないため、元に戻すという行為は違法な行為ではないでしょう。
しかし、マナーに反する可能性はあります。一度手に取った商品を戻すことは、衛生的に良いものではありません。ほかの客からマナー違反をしていると見なされるリスクがあります。
少額の割引を狙って、周りの目を気にしながら行動するよりも割引がおこなわれる時間帯やタイミングをしっかり把握しておくほうがスマートでしょう。
割引になりやすい時間や狙い目は?
割引シールは、店舗により違いがありますが、時間帯によって貼られるタイミングが決まっている場合が多いです。
一般的に多いのは、夕方から閉店2~3時間前までの時間です。この時間はお昼前に作った総菜やお弁当が安くなる傾向にあります。基本的にはその日のうちに消費しなければならないお弁当や総菜、生鮮食品などは、早めに割引シールが貼られることが多いでしょう。
また、雨の日は狙い目と言われています。天候が悪い日は、客がいつもより減るため、早めに割引シールを貼る店が多いようです。また、雨の日の翌日も、昨日売れ残った商品が多く並ぶことも考えられるため、狙い目と言えるでしょう。
割引シールを狙うなら、こうしたタイミングを見逃さないことがポイントです。自分がよく行くスーパーがいつシールを貼っているのかを研究しておくことも大切です。
まとめ
スーパーのお弁当の割引シールは、店員さんに割引をお願いしたり、カゴの中の商品を戻したりする行為はマナー的には避けたほうがよいでしょう。しかし、割引のタイミングを知り、狙い目の時間や日を見極めれば、スムーズにお得な商品を手に入れることができるでしょう。
執筆者:渡邉志帆
FP2級