更新日: 2024.12.02 その他家計
「コンビニのカットサラダ」と「手作りサラダ」毎日食べるならどちらが安く済みますか?
本記事では、「コンビニのカットサラダ」と「手作りサラダ」のどちらがコストをおさえられるのかについて解説します。「野菜をとりたいけれど節約もしたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
「コンビニのカットサラダ」と「手作りサラダ」の価格を比較
まずは、コンビニのカットサラダと手作りサラダの価格を比較してみましょう。ここではレタスサラダを例に挙げて調べてみました。
コンビニのレタスサラダの場合
コンビニで売られているレタスサラダの価格は、150円程度です。大手コンビニ各社で販売しており、価格に大幅な差はありません。数種類のレタスのほか、彩りのために紫キャベツが入っている商品が一般的です。
コンビニのレタスサラダは、比較的手ごろな価格であるうえ、洗わずにすぐ食べられる手軽さも魅力です。洗ったり切ったりする工程がないため、洗い物も少なくて済むでしょう。
コンビニのレタスサラダを1日1袋食べるとしたら、約150円×30日で1ヶ月約4500円かかります。もし、1袋を2日で食べる場合は、1ヶ月で約2250円になります。
手作りサラダの場合
独立行政法人農畜産業振興機構によると、2024年10月の東京23区におけるレタスの小売価格は1個240円でした。
サラダ1食分でレタスを半玉使うとしたら、約120円の計算になります。1ヶ月間、毎日レタスサラダを作るとしたら、240円×15日で約3600円かかる計算です。
ただし、この計算は、レタスだけでサラダを作った場合のみ当てはまります。コンビニのレタスサラダには、2種類以上のレタスや紫キャベツも入っていることがほとんどであるため、同じ内容で作る場合は、材料費が追加されます。
また、野菜の価格は変動しやすいため、注意しなければなりません。独立行政法人農畜産業振興機構の資料によると、東京23区におけるレタスの小売価格の前月比は132%と、値上げしていることが分かります。
一方で、手作りサラダには、好きな野菜を追加して食べられる魅力があります。トマトやキュウリなど定番の野菜を追加できるため、バランスを考えて野菜を摂取したい場合は、手作りサラダの方がおすすめです。
違う野菜を追加する代わりにレタスの量を4分の1にすると、1日分のレタスの金額は「240円÷4=60円」になるため、よりコストを調整しやすくなるでしょう。
「コンビニのカットサラダ」と「手作りサラダ」だと、どちらが安く済むのか?
コンビニのレタスサラダは1食約150円のため、1日1袋食べる場合は、1ヶ月で約4500円になります。手作りサラダの場合は、レタスの小売価格が240円、2日で1玉使うとして1ヶ月で約3600円です。
この計算によると、レタスをメインとしたサラダであれば、手作りの方が食費をおさえられる可能性が高いでしょう。ただし、野菜の価格は変動しやすいため、レタスを含め、野菜の値段が高騰する可能性も十分にあります。
レタス1玉が300円を超える場合は、コンビニのレタスサラダの方がお得になるケースもあるため、野菜の価格変動に注意しましょう。
また、野菜を追加すればするほど、手作りサラダの場合はコストがかかります。その反面、さまざまな野菜の栄養分を摂取できるため、栄養とコストの両面から考えて選択してください。
「コンビニのカットサラダ」よりも「手作りサラダ」の方がコストをおさえられる可能性がある
レタスサラダを想定して「コンビニのカットサラダ」と「手作りサラダ」の価格を比較すると、今回調べた結果では、コストをおさえられるのは「手作りサラダ」でした。ただし、レタスの価格が1玉300円を超えると、コンビニのレタスサラダの方が安くなるケースもあるため、レタス価格の高騰には注意してください。
また、手作りサラダの場合は好きな野菜を加えて作れますが、その分コストがかかります。栄養面とコスト面の両方を考慮しながら、そのときどきに合わせて、お得にサラダを摂取しましょう。
出典
独立行政法人農畜産業振興機構 ベジ探 野菜の小売価格調査の結果(令和6年10月分)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー