更新日: 2024.12.02 その他家計

レジ袋が有料化になってから、ごみ箱用の袋を「100円ショップ」で購入しています。もしかしてスーパーで「レジ袋」を購入したほうが安いでしょうか?

レジ袋が有料化になってから、ごみ箱用の袋を「100円ショップ」で購入しています。もしかしてスーパーで「レジ袋」を購入したほうが安いでしょうか?
2020年7月にレジ袋が有料化し、エコバッグを持ち歩く人が増えました。一方で、ごみ箱用の袋として購入している方もいるでしょう。
 
そこで本記事では、「ごみ箱用の袋をスーパーで1枚ずつ購入する」のと「100円ショップなどで購入する」のでは、どちらがお得なのかを解説します。
 
ごみ箱用の袋をお得に購入したい方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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レジ袋有料化の背景をおさらい

プラスチック製レジ袋の有料化は、2020年7月からスタートしています。
 
プラスチックは軽くて丈夫であるため、非常に便利な素材とされています。一方で、廃棄物や資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題も残されています。
 
このような背景から、「本当に袋が必要かを考えて、ライフスタイルを見直すきっかけにする」ことを目的に、レジ袋の有料化がスタートしました。
 
有料化の対象となるのは、持ち手のついたプラスチック製のレジ袋です。ただし、環境性能が認められ、その旨の表示がある場合は対象外となります。経済産業省によると、対象外とされるのは以下の3点です。

1.プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上のもの(繰り返し使用が可能であることから、過剰な使用抑制に寄与するため)
2.海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のもの(微生物によって海洋で分解されるプラスチック製買い物袋は、海洋プラスチックごみ問題対策に寄与するため)
3.バイオマス素材の配合率が25%以上のもの(植物由来がCO2総量を変えない素材であり、地球温暖化対策に寄与するため)

レジ袋の価格は、事業者で設定してよいことになっています。ただし、1枚あたりの価格が1円未満では、有料化として認められません。
 

スーパーのレジ袋と100円ショップの袋では、どちらがお得か

スーパーのレジ袋はそれぞれで自由に価格を設定できるため、基準となる価格はありません。一般的には1枚3~5円程度で販売されており、サイズによって価格が変わる店が多いです。
 
一方、ある100円ショップで購入できる袋は、2リットルのペットボトルが3本入るサイズで27枚入り税込み110円、1枚あたり約4円(110円÷27枚)です。また、2リットルのペットボトルが2本入るサイズは33枚入り税込み110円のため、1枚あたり約3円(110円÷33枚)となります。
 
この計算結果から、1枚3~4円であれば、どちらで購入しても差はほぼありません。しかし、スーパーのレジ袋が1枚5円する場合は、100円ショップで購入するレジ袋のほうが安いといえるでしょう。
 
「1~2円の差額くらい」と思うかもしれませんが、1日1枚ごみ袋を使うとした場合、1ヶ月で31円~62円、1年では372円~744円の差が発生する計算です。ささいな金額でも、積み重なれば金額は大きくなります。節約を心がけるなら、お得なほうを選びましょう。
 
また、ごみ袋をほかの袋で代用するのもおすすめです。例えば、トイレットペーパーが入っている袋や米袋などです。空になっても捨てずに保管しておき、ごみ袋として使うだけで1回3~4円ほどの節約になります。
 

スーパーのレジ袋が1枚5円なら、100円ショップで購入したほうがお得な場合もある

スーパーなどで1枚ずつレジ袋を購入するケースと、100円ショップで袋を購入するケースを比較した結果、1枚あたりの価格でどちらがお得か変わります。
 
スーパーのレジ袋の価格が1枚あたり3~4円であれば、どちらで購入してもあまり変わりません。ただし、1枚5円以上する場合は、100円ショップで購入したほうがお得であるといえるでしょう。また、トイレットペーパーや米袋を再利用できると、より節約につながります。
 
環境問題の取り組みとしてエコバッグを活用しつつ、必要に応じて袋を購入するのがよいでしょう。
 

出典

経済産業省 2020年7月1日よりレジ袋有料化がスタートします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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