昨年の冬は暖房を使いすぎて電気代が高くなりました。今年は電気毛布をメインで使おうと思うのですが、節約になりますよね?
配信日: 2024.12.10
本記事では、電気毛布がどれほどの節約効果を発揮するのかご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
敷き掛け両用の電気毛布は便利
敷き掛け両用の電気毛布は、多用途で便利です。布団の中を暖かく保つだけでなく、暖房では補いきれない足元の冷えも解消してくれます。また、これ一つでひざ掛けや掛け毛布、敷き毛布として使えるため、使い勝手は抜群です。
なお、上下どちらにも対応させたい場合には、「掛け・敷き兼用タイプ」を選ぶのがおすすめです。
電気毛布にかかる電気料金
まずは、電気毛布を使用した際の電気料金を計算してみましょう。今回は、多用途に使える敷き掛け両用の電気毛布を選びます。以下の条件に基づき、電気料金を算出してみましょう。
●電気料金単価:1kWhあたり31円
●寝る前には「強」モードで使用し、消費電力は75W、使用時間は3時間
●就寝中は「弱」モードに切り替え、消費電力は33W、使用時間は7時間
電気料金の計算は「1時間あたりの消費電力(kW)」×「使用時間(時間)」×「1kWhあたりの電気料金単価(円)」で求めることができます。
寝る前の3時間「強」での利用
寝る前の3時間は「強」モードで使用する場合を想定して計算してみます。消費電力は0.075kWとし、この値をもとに電気料金を求めます。
電気料金 = 0.075×3×31=6.975円
電気料金:6.98円(小数点以下切り上げ)
このように、電気料金は3時間で6.98円となりました。
就寝時に7時間「弱」での利用
就寝時に、7時間「弱」モードで使用する場合を想定して計算してみます。消費電力は、0.033kWとします。
電気料金=0.033×7×31=7.161円
電気料金:7.16円(小数点以下切り上げ)
このように、電気料金は7時間で7.16円となりました。
合計電気料金
寝る前3時間の「強」:6.98円
就寝時7時間の「弱」:7.17円
合計:6.98円+7.17円=14.15円
寝る前に3時間「強」で使用し、就寝時に7時間「弱」で使用した場合、1日の電気毛布の電気料金は 約14.15円 となります。
エアコンを1日10時間使った場合の電気代
次に、エアコンの電気代です。10畳程度対応のエアコンで、暖房時の消費電力が640W、1kWhあたり31円の電気代単価で10時間使用した場合の電気代を計算します。
エアコン(暖房)の電気代を算出するために行う計算は、下記の通りです。
0.64kW×10時間×31円/kWh=198.4円
エアコン(暖房)を10時間使用した場合の電気代は 、198.4円 となります。
電気毛布を使う際の注意点
電気毛布を高温で使用すると、低温やけどや脱水による熱中症のリスクがあるため注意が必要です。また、寝汗や喉の渇きを引き起こし、睡眠の質を損なう可能性もあります。
就寝時には「強モード」ではなく「弱モード」での使用が適しています。正しい使い方を心掛けて、快適な眠りを手に入れましょう。
電気毛布を活用すれば、暖房の電気代を大幅に節約することが可能
電気毛布はエアコンに比べて消費電力が非常に低く、同じ使用時間でも電気代が圧倒的に安く抑えられます。例えば、寝る前に「強」モードで3時間使用し、就寝中に「弱」モードで7時間使用した場合の1日あたりの電気料金は約14円になります。
エアコンを10時間使用すると約198円かかるため、その差は歴然です。ただし、電気毛布だけで部屋全体を暖めるのは難しいため、必要に応じてエアコンやほかの暖房器具と併用し、効率よく使うのがおすすめです。
また、就寝時は高温設定を避けて、安全に使用することも忘れないようにしましょう。高温での使用を避け、適切なモードで快適に使うことで、身体にもお財布にも優しい冬の過ごし方が実現できます。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー