会社で「毎月1000円」お茶代の徴収が! コーヒーやお菓子には「メリット」もある? 手を付けないなら断っても大丈夫なの?

配信日: 2024.12.11

この記事は約 3 分で読めます。
会社で「毎月1000円」お茶代の徴収が! コーヒーやお菓子には「メリット」もある? 手を付けないなら断っても大丈夫なの?
会社の給湯室に置くお茶やコーヒー、お菓子のためにお茶代を徴収する慣習がある会社も存在します。
 
毎月1000円ほどの小さな出費であっても、そのお菓子やコーヒーには手をつけないという人の場合、お金だけ徴収されることに疑問を感じる場合もありますよね。会社全体の慣習に関わるだけに、断りにくさを感じる人もいることでしょう。
 
本記事では、お茶代を徴収されたくない場合、どのように対応すればよいのかを解説します。

会社でお茶代を徴収される理由とは?

会社でお菓子やコーヒーを用意する理由として、「仕事中の適度な休憩」「社員同士のコミュニケーションの促進」などが挙げられます。
 
好きなときに手に取れるように置いてあれば、気軽に休憩がとれ、リラックスした状態でほかの社員と会話するきっかけが生まれやすくなります。結果的に仕事の生産性向上につながるかもしれません。
 
このような理由から、お茶代を徴収してお菓子やコーヒーなどを用意しているのです。福利厚生として会社がその費用を負担することもあれば、従業員から有志で一定額を徴収することもあります。
 

お茶代を断りたい場合の伝え方と工夫

例えばお茶代の徴収が月1000円だとしても、年間にすると1万2000円となかなか高額になります。自分が消費しないものにお金を払いたくないと思った場合は、しっかりとその意思を伝えると良いでしょう。
 
お茶代を払わない意思を伝えるには、まず相手に配慮した伝え方がポイントです。例えば、「食べないので払いません」と強く主張するのではなく、「申し訳ないが個人的な事情で今後払えない」など、柔らかく伝えると相手が受け入れられやすくなります。
 
「個人的な事情」を説明する例として、「カフェインを摂ると眠れなくなる」「甘いものは医者に止められている」など健康上の理由を伝えることが挙げられます。
 
健康上の理由を伝えられると、強制しづらくなるでしょう。そのほか、「家計の見直しをしているので支出を減らしたい」と金銭面を理由にするのも良いかもしれません。
 
普段から自分で飲み物などを持参し、会社に置かれているものには手をつけない姿勢を見せることも大切です。こうした工夫を凝らしながら伝えることで、自分のスタンスを尊重してもらいやすくなるでしょう。
 

どうしても断れない場合は?

周りの目や会社の慣習が気になって、どうしてもお茶代の負担を断れないという人もいるかもしれません。会社の雰囲気によっては、「協調性に欠ける」「ルールを守らない人」と見られてしまう可能性もあります。
 
その場合は、せめて前向きな姿勢で捉えるよう工夫することがおすすめです。例えば、お茶代は「職場内で円滑に過ごすための投資」と割り切ってみましょう。「消費しないものにお金を払っている」とずっと不満を持って過ごすよりも、すっきりした気分になるかもしれません。
 
またお金を支払っていることで、「もっといろいろな種類の飲み物を置いてほしい」「徴収金額を少なくしてほしい」など、今後の提案や意見が言いやすくなる場合もあります。
 
どうしてもお茶代を断れない場合、少しでもポジティブに捉えることで気持ちも楽になり、納得感が得られるでしょう。
 

目的を理解し言葉に配慮して、気持ちを伝えよう

会社で徴収されるお茶代に対して不満がある場合、単に「払いたくありません」と伝えるのではなく、具体的な理由を柔らかく伝えることが大切です。そうすることで「失礼」とは思われず、受け入れてもらいやすくなるかもしれません。
 
また不満があっても支払う選択をすることで、周りともめず円滑に過ごせる可能性もあります。ほかの社員の考えや会社の慣習も理解しつつ、自分自身の価値観も大事にするようにしましょう。
 

出典

株式会社スナックミー snaq.me office おやつと幸福度に関する調査
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集