地方の銀行とメガバンクでお金を預けると何か違いはありますか? 金利の違いなどがあれば教えてください。
配信日: 2024.12.17
本記事では、地方銀行とメガバンクの違いを紹介し、利用する際のそれぞれのメリットとデメリットについても解説します。各銀行の特徴を把握して、金利をよく見比べたうえで預金先を決めましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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地方銀行とメガバンクの違い
地方銀行とメガバンクの大きな違いは、営業地域と顧客層です。地方銀行は、特定の地域で主に中小企業や個人を主な顧客としています。一方、メガバンクは主に営業基盤を大都市に置いており、全国展開で大手企業と多く取引をしています。また、海外での事業にも積極的に取り組んでいます。
地方銀行の金利
地方銀行の金利を紹介します。例として、2024年12月時点の横浜銀行の定期預金金利を見ていきましょう。
図表1
預金期間 | 金利 |
---|---|
~2年 | 0.125% |
3~4年 | 0.200% |
5年 | 0.250% |
7年 | 0.300% |
10年 | 0.400% |
出典:横浜銀行「定期預金・スーパー定期」より筆者作成
図表1からわかるとおり預ける期間が長いほど、受取金額が上がっていくことが分かります。
メガバンクの金利
次に、メガバンクを見ていきましょう。例として、2024年12月時点の三井住友銀行の定期預金金利は図表2のとおりです。
図表2
預金期間 | 金利 |
---|---|
~2年 | 0.125% |
3~4年 | 0.150% |
5年 | 0.200% |
7年 | 0.250% |
10年 | 0.300% |
出典:三井住友銀行「定期預金金利・スーパー定期・スーパー定期300」より筆者作成
横浜銀行と同様に、預金期間が長ければ金利により受取金額が上がっていくことが分かります。
地方銀行を利用するメリット
地方銀行の利点として挙げられるのが、支店数の多さです。地方銀行が所在しているエリアでは、至る所に支店やATMが設置されています。また、メガバンクよりも支店数が多いことから、気軽に相談しやすい点も利点といえるでしょう。
さらに、地方銀行は地元の中小企業や個人を顧客としており、地域に所在する中小企業や住民が申請する借り入れに対して、メガバンクに比べて審査が通りやすいです。
メガバンクを利用するメリット
メガバンクは日本各地に支店を構えているため、転勤や旅行でほかの地域に移る場合でも利用しやすいことがメリットの一つです。また、メガバンクは諸外国でもサービスの取り扱いを行っており、海外進出している企業にとって最大の利点であるといえます。
さらに、企業にとってのメリットとして、知名度の高いメガバンクで口座開設すると、クライアントや他企業から信用してもらいやすい点も挙げられます。なお、融資を受ける際には、地方銀行よりも高額な申請が通りやすいことが特徴です。
地方銀行とメガバンクの違いを理解して自分にあった選択を
地方銀行とメガバンクに大きな差はありませんが、金利が異なれば将来受け取れる金額に差が出てくることに注意しましょう。将来より多くのお金を受け取れるように、それぞれの銀行の特徴や金利をよく見比べてみてください。また、利便性や使用目的など、ライフスタイルや事業に合わせた銀行を選択することが大切です。
出典
株式会社横浜銀行 定期預金 スーパー定期
株式会社三井住友銀行 円預金金利
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー