夏からエアコンの「室外機カバー」をつけっぱなしなのですが、冬もそのままでよいのでしょうか?暖房代を少しでも節約したいです。

配信日: 2024.12.17

この記事は約 3 分で読めます。
夏からエアコンの「室外機カバー」をつけっぱなしなのですが、冬もそのままでよいのでしょうか?暖房代を少しでも節約したいです。
「電気代の節約になると聞いて、エアコンの室外機にカバーをつけている」というご家庭も少なくないでしょう。
 
しかし、エアコンの室外機カバーをつけない方が節約につながりやすい場合もあるため、注意が必要です。
 
本記事では、エアコンの室外機カバーをつける意味や、冬にはつけない方がよい理由とともに、暖房代の節約方法について詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

エアコンの室外機カバーは何のためにつけるものなのか?

エアコンの室外機カバーには、屋根のように室外機の上に乗せるタイプと、全体を覆う箱型タイプがあります。家の庭など、見えやすい場所に室外機がある場合は、見た目をよくするためにカバーをつける場合も多いでしょう。室外機は機械的な見た目をしているため、そのままだと、庭の雰囲気を壊してしまう可能性があるかもしれません。
 
また、室外機カバーには、冷房の効きをよくする効果も期待できます。そもそも冷房時の室外機の役割は、室内の熱を輩出して、冷たい空気と交換することです。夏場は、直射日光によって室外機の温度が上がるため、熱を輩出するのに多くの電力が必要になります。
 
室外機カバーで直射日光を避けることで、室外機が効率的に働くため、余分な電力消費を防げるでしょう。
 

室外機カバーは冬もつけたままでよい?

今回の事例では「節約のために、冬も室外機カバーをつけたままの方がよいのか?」との質問ですが、冬にエアコンの暖房を使用する場合は、室外機カバーを外した方がよいでしょう。
 
暖房運転中の室外機は、室内の冷たい空気を外に吐き出す役割を担っています。カバーをつけていると、吐き出された冷たい空気が室外機周辺に残り、冷たい空気を再度吸い込むことになるため、暖房効率が落ちる可能性があります。
 
ただし、冬に雪が積もる地域では、室外機に雪が入り込み吹き出し口をふさぐおそれがあるため、室外機カバーをした方がよいかもしれません。状況に応じて判断しましょう。
 

エアコンの暖房代をおさえる方法

冬に室外機カバーをつけたままだと、かえってエアコンの電気代が高くなる可能性があるため、ほかの節約方法を考えましょう。次のような方法が節約に効果的です。

・設定温度を1度下げる
 
・自動運転に設定変更する
 
・こまめにフィルターを掃除する
 
・室外機の周りにものを置かない
 
・カーテンをして外気が入らないようにする

また、サーキュレーターを併用して部屋の空気を循環させ、暖まりやすくするとよいでしょう。サーキュレーターを使うと、せっかく暖まった空気が冷えてしまうイメージがあるかもしれません。しかし、空気のムラがなくなって部屋が暖まりやすいため、暖房代の節約につながる可能性があります。
 

エアコンの暖房代を節約したいなら冬は室外機カバーを外した方がよいと考えられる

夏場にエアコンの冷房を効きやすくするためには、室外機カバーをつけた方がよいといわれています。カバーで室外機に直射日光が当たるのを防ぎ、余分な電力消費をおさえることで、電気代の節約につながるためです。
 
しかし、冬の場合は逆で、室外機カバーをつけることで暖房の効きを悪くしてしまう可能性があるため、注意しなくてはなりません。ただし、雪が降る地域の場合は、室外機に雪が入り込むおそれがあるため、カバーをつけた方が安心です。それ以外の地域では、カバーをつけない方がよいでしょう。
 
カバーを外したうえで、室外機の周りにものを置かないようにしたり、エアコンの設定温度を下げたりして、暖房にかかる電気代を節約しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集