初めてのボーナス! 家族のために使うか自分のために使うか迷っています。何に使うべきなのでしょうか?

配信日: 2025.01.10

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初めてのボーナス! 家族のために使うか自分のために使うか迷っています。何に使うべきなのでしょうか?
2024年から社会人として働き始めて、この冬からボーナスをもらえるという人も多いのではないでしょうか。
 
初めてもらうボーナスは自分のために使いたいと考えているけれど、「家族にお小遣いをあげるべきか」と考える人もいるでしょう。また、ボーナスの適切な使い道が何なのか把握してない人もいるかもしれません。
 
本記事では、2024年冬のボーナス支給額の見通しをはじめ、ボーナスの使い道で割合が最も高いものなどをまとめていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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2024年冬のボーナス支給額の見通し

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(東京都港区)の「2024年冬のボーナス見通し」によると、2024年冬の民間企業(調査産業計・事業所規模5人以上)のボーナスは、前年比+2.5%の増加が見込まれているとのことです。
 
なお、1人当たりの支給額は業種や企業によって異なるものの、同調査にて図表1のように伝えています。
 
【図表1】

1人当たりの支給額 前年比
民間企業 40万5573円 2.5%
(製造業) 53万3901円 1.9%
(非製造業) 38万895円 3.0%
国家公務員 70万8200円 5.0%

※三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)「2024年冬のボーナス見通し」より筆者作成
 

ボーナスの使い道で割合が最も高いのは「旅行・レジャー」

パーソルキャリア株式会社(東京都港区)が運営する、求人情報・転職サイトdoda(デューダ)が20~59歳の男女15000人を対象に調査した「ボーナスの使い道ランキング【最新版】」によると、最も多かったボーナスの使い道は「旅行・レジャー」とのことです。
 
旅行・レジャーに続いて割合が高かったのは「生活費の補填」「趣味・娯楽」「交際・外食費」「ローンや借金の返済」「金融商品(投資・資産運用)」「衣料・美容費」といったもので、自分のために使っている人が多いことが分かります。
 
「初めてのボーナスを何に使うべきなのか」という明確な決まりはありません。自分が納得できる使い方をしましょう。
 

年代によって使い道に違いがある

同じくdodaの調査によると、ボーナスの使い道は年代によって違いがあります。年代別(20代・20代・40代・50代)のボーナスの使い道ランキングは以下のとおりです。
 

【20代】

・旅行・レジャー:42.5%
・趣味・娯楽:37.4%
・交際・外食費:30.7%
・生活費の補填:21.0%
・衣料・美容費:18.2%
・すべて貯金・預金にあてた:12.7%
・金融商品(投資・資産運用):12.2%
・ローンや借金の返済:11.5%
・家具・家電の購入:6.7%
・習い事・自己投資:4.9%
・車・バイクの購入:4.0%

 

【30代】

・旅行・レジャー:40.5%
・趣味・娯楽:30.1%
・生活費の補填:26.4%
・金融商品(投資・資産運用):21.5%
・交際・外食費:20.0%
・ローンや借金の返済:16.6%
・衣料・美容費:12.5%
・すべて貯金・預金にあてた:11.8%
・家具・家電の購入:8.8%
・習い事・自己投資:4.6%
・車・バイクの購入:3.1%

 

【40代】

・旅行・レジャー:37.1%
・生活費の補填:35.2%
・趣味・娯楽:26.3%
・交際・外食費:19.5%
・ローンや借金の返済:17.9%
・金融商品(投資・資産運用):17.3%
・衣料・美容費:12.1%
・すべて貯金・預金にあてた:11.2%
・家具・家電の購入:10.1%
・習い事・自己投資:5.5%
・車・バイクの購入:4.4%

 

【50代】

・生活費の補填:37.8%
・旅行・レジャー:33.9%
・趣味・娯楽:24.2%
・ローンや借金の返済:19.9%
・交際・外食費:18.5%
・金融商品(投資・資産運用):14.4%
・すべて貯金・預金にあてた:10.3%
・家具・家電の購入:10.0%
・衣料・美容費:8.5%
・車・バイクの購入:4.0%
・習い事・自己投資:2.5%

 

家族にお小遣いを渡すという使い道がない

同調査内のランキングを見ると、弟や親にお小遣いを渡すことを使い道とするものが入っていませんでした。
 
ただし、親に日頃の感謝の気持ちを込めて、レストランなどでの食事、現金、旅行などをプレゼントしてもよいでしょう。プレゼントにかける金額は、高額すぎず無理のない範囲にしましょう。相場は、ボーナスの1割程度といわれています。
 

初めてのボーナスは自分が納得できる目的に使おう

初めてのボーナスは自分のために使いたいけれど、普段からお世話になっている家族にお小遣いをあげるかどうかも悩ましいところです。
 
家族にお小遣いをあげなければならないという決まりはありません。自分の欲しいものを購入し、余裕があるようであれば家族にお小遣いをあげたり、プレゼントを渡したりしてもよいでしょう。
 

出典

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 2024年冬のボーナス見通し
パーソルキャリア株式会社 求人情報・転職サイトdoda(デューダ) ボーナスの使い道ランキング【最新版】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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