節約のために「宅飲み」をしています。お酒やおつまみを買うと結局「4000円」くらいかかるのですが、本当に節約になっているのでしょうか?
配信日: 2025.01.20
しかし、飲み会をするにあたって気になるのは飲み代です。飲み代を節約する方法の1つとして宅飲みがありますが、節約効果に疑問がある方もいるでしょう。
本記事では、飲み代の平均相場を紹介し、宅飲みの節約効果について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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飲み代の平均相場
株式会社大黒屋が実施した20~50代の社会人男女に対するアンケート調査によると、1回当たりの飲み代の平均は4237円となりました。割合は、4000~5000円未満が29.8%、3000~4000円未満が29.7%、5000~6000円が14.4%と、4000円前後が平均値であることがわかります。
なお、飲み会の平均参加回数は17回であるため、1年間の飲み代の平均は7万2029円といえるでしょう。1ヶ月当たりでは6002円です。
ただし、この調査では、1人飲みや宅飲みを含めず、居酒屋のような店舗を利用した飲み会を基準に統計を実施しています。そのため、1人飲みの場合には、平均値が異なる結果になる可能性がある点に留意してください。
また、年代ごとの飲み代の平均は以下のとおりです。
●20代:4202円
●30代:4222円
●40代:4265円
●50代:4259円
上記のとおり年代による大きな差はありませんでした。
飲み会での飲み代の平均相場が4000円前後であることを考慮すると、宅飲みで4000円ほどかかることは大きな節約になっていないといえます。ただし、あくまで平均値を基準にした結果です。
個人的な指数として、店舗での飲み代が宅飲みにかかる4000円を大きく超えているのであれば、宅飲みにすることで節約効果を得られるでしょう。
飲み代を節約する方法
一般的な1回の食事代と比較すると、飲み代は高くなりがちです。
飲み会の回数を減らすことは、最も確実で効果が高い節約方法ですが、さまざまな事情で飲み会の回数を減らせない方もいるでしょう。付き合いで飲み会に参加、もしくは開催する方も少なくないからです。とはいえ、数回に1回断るだけでも節約につながるでしょう。
飲み代を節約する方法は以下のとおりです。
●お店を使わず、宅飲みをする
●二次会には参加しない
●クーポンやタイムサービスを利用する
飲み会に参加しなければ大きな節約になりますが、そうもいかない場合には、二次会への参加を控えることで飲み代を節約できるでしょう。
飲み代は人によって異なりますが、仮に宅飲みの飲み代がお店で飲む場合の飲み代よりも安価であるなら、お店を使わずに宅飲みをすることも節約になるといえます。
仮にお店で飲む場合に節約するなら、単価が安いお店を選ぶことが大前提ではありますが、同時にクーポンやタイムサービスを利用することも重要です。うまく活用できれば、宅飲み以上にお得になるケースも少なくありません。
また、節約をするなら家計簿をつけることをおすすめします。家計簿をつけることは直接的な節約方法ではありませんが、支出状況を正しく把握できるメリットがあります。効果的な節約を行うためには、自身の支出状況を把握しておくことも大切でしょう。
宅飲み代が4000円の場合、節約効果は薄い
アンケート調査によると、居酒屋などのお店で開催される飲み会での1回当たりの飲み代は4237円となっており、年代別で見ても大きな差はありません。そのため、宅飲みで4000円ほどかかる場合は、そこまで節約になっているとはいえません。
ただし、あくまで調査による平均値を基準にした結果であり、利用するお店によっては節約効果が異なるといえます。仮にお店での飲み代が4000円を大きく上回るのであれば、宅飲みに4000円がかかる場合でも節約効果は高いと判断できます。
出典
株式会社大黒屋 社会人の飲み代平均は1回4,237円で1カ月の平均は6,002円!~
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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