幼児がいるので空気清浄機をずっとつけっぱなしにしています。雨の日の衣類乾燥にも使っていて便利なのですが電気代はどれくらいでしょうか?
配信日: 2025.01.25
空気清浄機は室内の空気をきれいにするだけではなく、雨の日の部屋干しや衣類乾燥にも役立つ家電製品です。しかし、24時間使い続けていると気になるのが電気代です。
本記事では、空気清浄機を24時間使い続けた場合の電気代や、雨の日の洗濯物を効率よく乾かす方法、空気清浄機の節電方法などを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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空気清浄機を24時間使い続けた場合の電気代
ここでは、空気清浄機を24時間使い続ける場合の電気代を計算していきます。目安単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が掲載している31円/kWhを使用します。
また、今回計算に使用する空気清浄機の電力消費量は15Wです。電気代の計算式は、「消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)」なので、計算すると以下の通りになります。
0.015kW × 24h × 31円/kWh=11.16円/日
24時間使い続けると、1日で約11円の電気代がかかります。1ヶ月では約335円、1年間では約4020円の電気代が発生します。衣類乾燥のために風量を強めて、消費電力が30Wとなった場合の電気代は以下の通りです。
0.030kW × 24h × 31円/kWh=22.32円/日
1日では約22円、1ヶ月では約670円、1年間では約8035円になることが分かりました。
雨の日でも効率的に洗濯物を乾かす方法
雨の日は、洗濯物を部屋干しする人も多いでしょう。しかし、湿度が高い空間では洗濯物がなかなか乾かず、生乾き臭が気になることもあります。ここでは、室内干しを快適に行うために、洗濯物を効率的に乾かす方法を紹介します。
扇風機やサーキュレーターを併用する
室内干しで効率よく衣類を乾燥させるためには、扇風機やサーキュレーターなどを使用して洗濯物周辺の湿気を排除することが効果的です。
扇風機やサーキュレーターは、物干し竿から1mほど離して設置しましょう。また、乾いた洗濯物は早めに取り込み、残った衣類の間隔を広げることも大切です。
部屋干し用の洗剤を利用する
雨の日に室内干しをする際は、部屋干し専用の洗剤を利用しましょう。部屋干し専用の洗剤には抗菌成分が含まれていることが多く、雑菌の繁殖を抑えて生乾き臭を抑える効果があります。
消臭や抗菌の効果をもつ製品が多く販売されているため、自分のライフスタイルや好みにあった洗剤を選ぶとよいでしょう。
なるべく部屋の中心かつ高い場所で乾かす
室内干しをするときは、なるべく部屋の中心の高い場所に干しましょう。部屋の隅に干すと、空気が停滞しやすく、窓から外の湿気が入りやすいため乾きにくいとされます。また、湿った空気は下にたまりやすいため、高い位置に干すことも効率的な乾燥に役立ちます。
空気清浄機の節電方法
空気清浄機の使用で効果的に節電するためには、運転モードの切り替えが大切です。通常は弱モードに設定しておき、部屋の空気が特に汚れていると感じるときには強モードに切り替えましょう。
最新の空気清浄機の多くには、室内の状況に応じて自動的に運転モードを調整する機能が搭載されています。また、空気清浄機の性能を維持するためには、フィルターの定期的な掃除や交換が節電につながります。
なお、空気清浄機を購入するときは、部屋の広さにあったモデルを選びましょう。製品の対応畳数を確認し、必要以上の出力をもたない製品を選べば、電気代を抑えながら効率よく部屋の空気を清浄できます。
一方で、部屋の広さに対して出力が不足しているモデルを使用する場合には、常に強モードを必要とするため、結果的に電力消費が増加することに注意しましょう。
空気清浄機を上手に使って節電につなげよう
空気清浄機を24時間使用した場合、電気代は1日で約11~22円、1ヶ月で約335~670円、1年間で約4020~8035円かかります。空気清浄機を継続的に使用する際は、運転モードの切り替えやフィルターの定期的なお手入れで効率を上げ、節電を心掛けましょう。
また、部屋干しするときは、扇風機やサーキュレーターの併用や部屋干し用洗剤の活用をはじめ、高い位置で干すなどの工夫を取り入れることをおすすめします。洗濯物をより効率よく乾かして、上手に節電しながら快適に過ごしましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー