炊飯器の保温は一日あたりいくらかかる? 冷凍してレンジ解凍するのとどっちが安い?
配信日: 2025.01.28
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炊飯したご飯の保存方法は炊飯器での保温か、冷凍保存の二つに大きく分かれますが、その際に懸念点となるのは電気代でしょう。
そこで記事では、炊飯器での保温とレンジでの解凍にかかる電気代について解説します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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炊飯器の保温とレンジ解凍の電気代比較
炊飯器は主にマイコン式、IH式、圧力IH式の3タイプに分かれます。同タイプであっても機種によって消費電力は異なるため、使用時の電気代は千差万別といえます。これは炊飯時に限らず、保温時も同様です。
家電製品などの電気代は1時間あたりの消費電力に、使用時間と料金単価をかけ算することで求められます。ただし、料金単価は各電力会社によって異なります。
そのため、今回は全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価を使用して試算します。なお、現在の目安単価は31円/kWhです。
アイリスオーヤマ社製のあるIH式炊飯器は、1時間あたりにおける保温時の消費電力量が17.3Whとされています。つまり、1時間あたりの保温時の電気代は約0.5円となります。24時間であれば、約12円です。
ご飯を電子レンジで温める場合の電気代は、電子レンジの機種やW数、ご飯の量、時間などによって異なります。
ある電子レンジの場合、冷凍のご飯を700Wで3分温めた場合の電気代は約1.55円とされています。つまり、1時間あたりの保温時の電気代が約0.5円の場合、炊飯器で保温する時間が3時間より長くなる場合は、一度冷凍してから700Wで3分温めた方が電気代は安くなるといえそうです。
ただし、比較結果は炊飯器や電子レンジの機種などにより異なります。ご飯の量などによっては、電子レンジでの加熱時間がもっと少なくても十分な可能性がありますが、その場合でも機種などにより結果は異なるでしょう。
あくまで、特定条件における一例として参考にしてください。
とはいえ、1日炊飯器で保温するのであれば、一度冷凍してレンジで解凍した方が電気代は抑えられるケースが大半でしょう。
炊飯器の電気代を節約する方法
以下に、炊飯器の使用時に電気代を節約する方法をまとめました。
●ご飯は保温せずに冷凍保存する
●まとめて炊飯し、使わない分は冷凍保存する
●炊飯器を使用しない時間はコンセントを抜く
●エコモードが搭載されているなら、積極的に使用する
●省エネ効果が高い炊飯器に買い替える
保温時間次第ではありますが、基本的には炊飯器でご飯を保温しておくよりも、冷凍保存しておいて電子レンジで解凍する方が電気代の節約になります。
また、炊飯器は炊飯時に多くの電力を消費するため、炊飯回数を減らすことも節約につながります。まとめて炊飯して、保存しておくことがおすすめです。
技術の進化が著しい昨今では、省エネ効果が高い炊飯器が続々と登場しています。初期費用はかかりますが、省エネ効果が高い炊飯器に買い替えることで、長期的な視点での節約になるでしょう。
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3時間より長く保温するなら、冷凍してレンジで解凍がおすすめ
記事で例に挙げた炊飯器の場合においては、1時間あたりの保温時の電気代が約0.5円です。つまり、24時間保温するのであれば、かかる電気代は約12円です。また、同様に例示した電子レンジでは、冷凍のご飯を700Wで3分温める場合の電気代は約1.55円とされています。
つまり、保温時間が3時間より長くなるのであれば、冷凍してから電子レンジで温めた方が電気代を節約できるといえます。
ただし、この結果はあくまで特定の製品におけるものであり、炊飯器での保温や電子レンジでの解凍にかかる電気代は機種や状況により異なる点には注意が必要です。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
株式会社ケーズホールディングス アイリスオーヤマ IHジャー炊飯器 KRC-ICA50-B ブラック 炊飯容量:5.5合
ENECHANGE株式会社 電子レンジの電気代を徹底解剖! 1分あたりどのくらいかかってるの?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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