東北に住む親戚が「月1回しか外食しない」と言ってました。東京に住む私は「週1回」なのですが、外食にかけるお金の地域差はあるのでしょうか?

配信日: 2025.01.28

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東北に住む親戚が「月1回しか外食しない」と言ってました。東京に住む私は「週1回」なのですが、外食にかけるお金の地域差はあるのでしょうか?
外食をする頻度は家庭によってそれぞれですが、地域による差もあるのか、気になるという人もいるでしょう。
 
例えば、別の地域に住む人と外食にかけるお金に大きく違いがある場合「自分たちは外食費をかけすぎなのか?」「この地域では普通のことなのか?」などと疑問に感じることもあるかもしれません。
 
本記事では、外食にかけるお金が多い地域と少ない地域をご紹介するとともに、1回の外食にかける費用についても確認しています。
FINANCIAL FIELD編集部

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外食にかけるお金が多い地域は?

総務省統計局の「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市 2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均」によると、1年間における外食費の平均は全国で14万8906円です。1ヶ月に換算すると、約1万2400円という計算になります。外食費の平均が高い都市とその金額を、1ヶ月換算した場合の金額とともに表1にまとめました。
 
表1

年間外食費平均 1ヶ月換算した金額
東京都区部 21万1926円 約1万7660円
さいたま市 20万243円 約1万6687円
名古屋市 19万8819円 約1万6568円
川崎市 18万6221円 約1万5518円
岐阜市 18万4105円 約1万5342円

※総務省統計局「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市 2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均」を基に筆者作成
 
外食にかけるお金が最も高かったのは東京都区部で、1ヶ月換算すると約1万7660円です。次いでさいたま市、名古屋市の順に、外食費が多いことが分かっています。
 

外食にかけるお金が少ない地域は?

同調査を基に、外食にかけるお金が少ない地域について表2にまとめました。
 
表2

年間外食費平均 1ヶ月換算した金額
青森市 9万6369円 約8030円
和歌山市 10万8885円 約9073円
松山市 10万9615円 約9135円
長崎市 11万2911円 約9409円
盛岡市 11万6963円 約9747円

※総務省統計局「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市 2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均」を基に筆者作成
 
外食にかけるお金が最も少なかったのは青森市で、1ヶ月換算すると約8030円です。和歌山市や松山市なども外食費が少ないことが分かっています。
 

東北と東京ではどのくらい差がある?

今回の事例では「東京に住む自分は週に1回のペースで外食するが、東北に住む親戚は月1回しかしないらしい」ということなので、東北と東京の外食費の平均を比較してみましょう。
 
東京都区部は全国で外食費の平均が最も高く、1ヶ月に換算すると約1万7660円です。
 
一方、東北地方は青森市と盛岡市が外食費の平均が低い都市に入っていて、1ヶ月換算した金額はそれぞれ約8030円と約9747円になっています。東京都区部と比較すると8000~1万円近く外食費の平均が低いため、東北地方に住む人の方が外食の頻度が少ないのかもしれません。
 
もちろん、家族の人数や1回の外食にかける費用の違いにもよるので一概には言えませんが、住んでいる地域による差も少なからずあると考えられます。
 

一概にはいえないが、外食にかけるお金には地域差があると考えられる

年間の外食費の平均を都市ごとに確認したところ、最も高いのは東京都区部の21万1926円、最も低いのは青森市の9万6369円です。1ヶ月に換算すると東京都区部の方が1万円近く高いことが分かるため、外食にかけるお金には地域差があると考えてよいでしょう。
 
ただし、地域差だけで外食の頻度が変わるかと言われれば、そうではありません。実際には収入や食生活の違いなど、さまざまな要因が関係すると考えられます。今回紹介した内容はあくまでも目安として、自分の環境に合った外食を楽しみましょう。
 

出典

総務省統計局 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市 2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均 外食
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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