「お金がなくて・・」が口癖になっている人の5つの共通点
配信日: 2019.04.12 更新日: 2024.10.10
自分では使っているつもりはなくてもなぜか預金残高がなかなか増えない人や、給料日がきてもほとんどがカード決済の引き落としで消えてしまう人は、自覚があるのではないでしょうか。
そのような人に共通する習慣や考え方を挙げてみました。
執筆者:小沼鮎子(こぬま あゆこ)
ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者
大学を卒業後、大手証券会社に就職。約10年間、個人のお客様への資産コンサルティング業務に主に携わる。勤務中に、資産コンサルティング業務の延長線上に、ファイナンシャルプランナーという仕事があることを知り、お客様に寄り添ったコンサルティングができることに共感し、資格を取得。アメリカでは資産管理の一生涯のパートナーとして時には金融に詳しいお茶飲み友達として身近な存在であるファイナンシャルプランナーという仕事を、日本でも普及させたいという志を持って一般の方への情報発信をしている。
(1)とにかくネガティブ思考
初めてのことにチャレンジするとき、「どうせ私にはできないから」と言って最初からあきらめていませんか。もしくは、いつもうまくいかないことを人のせいにしたり、他人の悪口や文句を言ったりする癖はないでしょうか。
お金も人と同じで、ポジティブなオーラに引かれます。悲観的な考え方をしているとなんとなく負のオーラが漂いますよね。 日ごろからなんでもネガティブに考えてしまう人はその癖を直して、ポジティブ思考に考え方を見直してみましょう。
(2)計画性がない
突然旅行に行くと言いだしたり、買うつもりがなかったものを衝動買いしたりすることはないでしょうか。計画性が欠けている人の特徴ですね。行き当たりばったりな行動ばかりしていると、周りの人にも迷惑がかかることも少なくありません。
大きな出費をするときにボーナスで返せばいいやと考えたり、誰かからお金を借りて後で返せばいいかなどという甘い考えを持っていたりすると、お金も貯まるわけがありませんね。
計画性がないと自覚がある方は、普段の生活でも目標に向けて順序だてて用意するように心掛けていきましょう。
(3)細かい節約にこだわりすぎる
お金に細かいのはけっして悪いことではありませんが、細かすぎるのもお金が貯まりにくい原因になっていることがあります。家計簿はお金を管理するうえで大切ですが、あまりに細かく考えすぎてあれもこれも節約しているケースがよく見られます。
節約することも大事ですが、我慢のしすぎはかえってストレスも溜まりますし、悪循環ですね。また、1円単位の細かい節約をするよりも、生活費などから削減できる項目を見つけて生活を改めるほうが、ずっと大きな節約につながります。
今日や明日の小さな金額を節約しようとするのではなく、1年先などの大きな金額を目標にして貯蓄していきましょう。
(4)お財布の中がいつもぐちゃぐちゃ
お財布の中がレシートや普段使わないカードでいつもあふれかえっていませんか? お財布はお金が貯まりやすいかを映し出す鏡といってもいいでしょう。
お財布の中身が整理されていない人は、身の回りも片付けられなかったり、整理整頓が苦手だったりする方が多いのではないでしょうか。普段の生活では、探しているものがどこにあるのかわからなくなったりすることはありませんか。
お金も、生活費・貯金・娯楽費など、道筋をたてて管理することが必要です。 お財布は一番身近なお金の窓口ですので、どこになにが入っているのかすぐにわかるように、すっきり整理して気持ちよく使えるようにしておきましょう。
(5)安物買いの銭失い
安い物にとびついてしまう人も要注意です。あれも安いこれも安いと、安いことを基準で物を買っていると、結局すぐ壊れてしまって買い換えることになりかねません。
同じ物を買うのには安いほうがいいに越したことはないでしょうが、安いことを基準に物を選ぶのは控えたほうがいいでしょう。また、手頃な価格だからといって大量に購入して結局使わないで捨ててしまったということにならないように、必要な物を必要なだけ購入する癖をつけましょう。
買おうとしている物が本当に必要な物なのか、売り場を一周して一呼吸おいてから考えてみることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。お金が貯まる人はけっして給料が高い人というわけではありません。普段の生活を少し見直すだけで、誰でも貯まりやすい習慣がつくれます。
ここに挙げたことがたくさん当てはまっている方は、一度、日ごろの生活を見直してみてお金が貯まりやすい習慣をつくれるといいですね。
執筆者:小沼鮎子(こぬま あゆこ)
ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者