ついつい使っちゃう?「クレジットカード払い」は家計的にアリなのか

配信日: 2019.07.23 更新日: 2024.10.10

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ついつい使っちゃう?「クレジットカード払い」は家計的にアリなのか
最近ではスマホを利用したものをはじめとした新しい決済方法が増え、キャッシュレス決済が注目されています。キャッシュレス決済のなかでも歴史があり、多くの人が利用しているものの1つにクレジットカードがあります。
 
クレジットカード払いは便利な一方で、使い方をあやまると家計を悪化させる場合があります。今回は家計におけるクレジットカード払いについて紹介します。
 
伊達寿和

執筆者:伊達寿和(だて ひさかず)

CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、相続アドバイザー協議会認定会員

会社員時代に、充実した人生を生きるには個人がお金に関する知識を持つことが重要と思いFP資格を取得。FPとして独立後はライフプランの作成と実行サポートを中心にサービスを提供。

親身なアドバイスと分かりやすい説明を心掛けて、地域に根ざしたFPとして活動中。日本FP協会2017年「くらしとお金のFP相談室」相談員、2018年「FP広報センター」スタッフ。
https://mitaka-fp.jp

クレジットカード払いの特徴

クレジットカード払いにはいくつかの特徴があります。
 
1つ目は「キャッシュレス」です。クレジットカードで支払いをする場合は、現金を持ち歩く必要がありません。高額な買い物をする場合に多額の現金を持ち歩くのは大変です。
 
また、少額の買い物でも小銭の管理が大変です。その点、クレジットカードであれば財布がかさばることもありません。
 
2つ目は「後払い方式」です。買い物をした場合でも、かかった代金は後日にカード会社に支払うので、買い物をする時点でお金を用意しておく必要はありません。
 
クレジット(Credit)を日本語に訳すと信用(名詞)や信用する(動詞)となります。この仕組みはカード会社から信用を供与されることで成り立っているわけです。
 
3つ目は「支払い方法」です。支払い方法は1回払い、2回払い、分割払い、ボーナス払い、リボルビング払いなど複数の方法から選ぶことができます。実際にはクレジットカードにより異なります。
 
4つ目は「ポイント」です。ポイントは多くのクレジットカードで利用特典として提供されています。ポイントの代わりに航空会社のマイルがたまるケースなど種類も多様化しています。
 
上記以外に、他のキャッシュレス決済と比べて利用できるお店が多い、国際ブランドであれば海外でも利用できるといった特徴もあります。
 

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クレジットカード払いの注意点

クレジットカード払いは、利用するうえで注意点があります。
 
1つ目は「使いすぎ」です。クレジットカード払いは「後払い方式」のため、買い物のときにお金を持っていなくても買うことができます。予算を上回る商品を購入することや、予定にない衝動的な買い物もクレジットカード払いなら購入できてしまいます。
 
そのため、予定以上の支出をする可能性が高くなります。ただしクレジットカードには利用限度額があるため、その範囲内には抑えられます。
 
2つ目は「手数料」です。クレジットカードには複数の支払い方法があります。分割払いやリボルビング払いについては、元金のほかに手数料がかかる場合があります。買い物が高額になり、後日の支払いが大変な場合などに、これらの支払い方法を選ぶこともあるかもしれません。
 
その際、手数料の分だけさらに支出が増える点に注意しましょう。
 

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クレジットカード払いをかしこく使いましょう

クレジットカード払いの注意点を考慮しますと、家計のためにも使わないほうがよいと感じるかもしれません。一方で、クレジットカード払いのルールを決めれば、かしこく使うこともできます。
 
まずは支払い方法です。手数料のかからない「1回払い」を基本にしましょう。ボーナス払いでも基本的に手数料はかかりませんが、ボーナスという将来の不確定な収入をあてにするのは、できれば避けたほうがよいでしょう。
 
つぎに、固定費の支払いに使うとよいでしょう。クレジットカード払いでは使いすぎに注意する必要がありますが、固定費であれば毎月の利用額が決まっていますので使いすぎる心配は少なくなります。電気・ガスなどの光熱費、通信費や保険料などが該当します。
 
最後に、クレジットカードの利用状況をこまめに確認しましょう。カード会社からの請求書をみて利用額の多さに驚いた経験があるかもしれません。クレジットカード払いでは店頭でカード利用控えが発行されるので記録を残すことができます。
 
最近ではウェブサイトやスマホアプリで利用状況を確認することもできます。使いすぎていないか、こまめに確認するように心掛けるとよいでしょう。クレジットカード払いはメリットがある一方、デメリットもあります。自分なりの使い方のルールを決めて、かしこく活用しましょう。
 
執筆者:伊達寿和
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、相続アドバイザー協議会認定会員
 

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