コロナ禍で半数の人が収入減。みんなが見直しを検討している生活費はどれ?
配信日: 2021.02.08 更新日: 2024.10.10
飲食店の営業時間が短縮され、電車の終電も前倒し。このような取り組みは飲食業や電鉄の業績に影響を与えるだけでなく、間接的に多くの業種に影響が及ぶことは想像に難くありません。私たちの収入もこの先減る可能性があるでしょう。
このことを見据え、今から生活費を見直しておいた方がいいかもしれません。株式会社PLAN-B(東京都港区)が運営をするカジナビは全国の男女を対象に「コロナ禍での収入の増減と生活費の見直し」に関するアンケートを実施しました(※)ので、結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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収入が減った人は、ほぼ100%が生活費を見直すと回答
新型コロナウイルスの影響で、収入に影響を受けた人はどれくらいいるのでしょうか。
世帯全体の収入の変化を見てみると、収入が「増えた」と回答した人は全体のわずか3%であり、「減った」(48%)と「変わらない」(49%)がほぼ同数となりました。約10ヶ月のコロナ禍を経て、約半数の人の収入が減ってしまったというのが現状のようです。
収入が減った人は何らか支出を減らす努力をしているのではと思います。そこで、収入が減った人に「生活費の見直しを検討しているか」を聞いたところ、生活費の見直しを検討している人は98%とほぼ100%でした。
収入が増えた人でも、生活費を見直すと回答した人は89%にのぼり、コロナ禍で誰もが危機意識を持っていることがうかがえます。
まず食費を見直すという人が最も多い。通信会社各社の新料金プランに期待大
また、「何を見直そうとしているか」を聞いたところ、見直しを検討している生活費の1位は「食費」が58%で、2位の「通信費」(33%)を25ポイントも上回りました。外食やテイクアウトを減らし、なるべく自炊すれば、食費はかなり節約できますよね。
通信費はNTTドコモのahamoをはじめ、各社格安の新料金プランが発表されました。家族全員でプランを変更すればかなり節約ができそうです。また、外出が減ったため、ポケットWi-Fiを解約したという人もいました。
3位は「日用品」(22%)でした。例えば、マスクを使い捨てから使い回せる布マスクに変えることでも節約できそうです。以下は「光熱費」(20%)、「月額サービス」(14%)となりました。契約していても見ない動画サービスや利用していない音楽配信サービスなどがあれば解約を検討してもいいでしょう。
まとめ
今回のアンケート結果から、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、半数の人が収入減に陥っており、生活費の見直しを行っていることがわかりました。また、収入が減っていない人も今後を見据え、生活費の見直しを図ろうとしているようです。
新型コロナウイルスの収束はまだまだ先が見えず、しばらく人の行き来や行動が制限されるでしょう。ビジネスへの影響も大きいと思われ、多くの人の収入が減ることが予想されます。
私たちができることは支出を減らして収入減に備えたり、副業をして収入を増やしたりすることです。また、一人一人が感染予防に努め、新型コロナウイルスの流行をなるべく早く収束させることが、経済を守ることにつながります。新しい生活様式を徹底し、この難局を一日も早く乗り越えたいですね。
[出典]
※株式会社PLAN-B「コロナ禍で生活費を見直す人が90%以上! 見直しを検討している生活費第1位は…? 987人のリアルな節約術を公開!」(株式会社 PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部