更新日: 2024.10.10 家計の見直し
週末のまとめ買いで食費をコントロール! 買い物時間も短縮できる方法とは?
これでは、手間も時間もお金もかかってしまいます。そこで今回は、週末などを利用してまとめて食材を買うことで買い物時間を短縮し、お金を節約する方法をお伝えしていきます。
執筆者:藤井亜也(ふじい あや)
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長
教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。
「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。
独立系FPとして個別相談、マネーセミナー、執筆業など幅広く活動中。
<保有資格>
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(AFP) 、住宅ローンアドバイザー、プライベートバンカー、相続診断士、日本心理学会認定心理士、生理人類学士、秘書技能検定、日商簿記検定、(産業カウンセラー、心理相談員)
<著書>
「今からはじめる 理想のセカンドライフを叶えるお金の作り方 (女性FPが作ったやさしい教科書)」※2019年1月15日発売予定
まとめ買いのポイント
2020年の緊急事態宣言時には、生活用品の買い物も制限されたことを皆さん覚えているでしょうか。3日に1回の買い出しにしてほしい、家族でスーパーへ行くのではなく1人で行ってほしいなど制限が出されました。
今回の緊急事態宣言では、そこまでの制限は課せられていませんが、買い出しを少なくするということにはさまざまなメリットがあります。
まずは、まとめ買いのポイントをお伝えします。
●1週間分の食材を週末にまとめ買いをする
●分量の多い肉や魚などは半分を冷凍する
●野菜は生で使う分と調理する分に分けて保存する
分量の多い肉などをまとめて購入し、半分は冷凍してしまいます。牛・豚・鶏肉をそれぞれ冷凍しておけば、同じ食材が続くことなく使い回すことができます。分量が多いものは割安になっていることが多いです。1日1日分の食材を購入するよりもお得になるかもしれません。
野菜なども多く買ってしまうと腐らせてしまうのでは? と心配される方もいらっしゃいますが、事前に調理しておくことで無駄を出しにくくなります。
まず、サラダなど生で食べる分は冷蔵庫に入れて保存します。生食用を取り分けたら、残った野菜を刻んでお酢につけてピクルスにしたり、いろいろな野菜を煮込んでラタトゥイユにしたり、買ってきてすぐに調理を済ませて冷蔵庫・冷凍庫で保存することで、生よりも長期保存でき、飽きることなく食べることができます。
食費のコントロール
まずは、これまでの食費(1週間分)の金額を確認します。家族の人数や自宅での食事回数、お弁当など、家庭によってさまざまでしょう。これまでの食費が確認できたら、1週間分の食費を封筒に入れて管理します。
週末のまとめ買いの際、1週間分の食費をすべて使わずに8割くらいの金額で済ませるようにします。なぜ、すべての食費を使わないかというと、追加で買うものが出てくる可能性があるからです。
そして、1週間が経過し、封筒の中の食費が残っていたら、翌週からの食費はその金額を引いた額で設定します。
まとめ買いをする前の食費:2万1000円
まとめ買いを開始して1週目に残った金額:3000円
2週目の食費:1万8000円
このようにして、まとめ買いにより、徐々に食費を下げていけるかもしれません。また、買い物へ行く時間も減り、家事をされる方の負担も少し軽くなるのではないでしょうか。
調味料でアレンジして食べ飽きを解消
まとめ買いをすると、同じ食材が複数回出てくることがあります。毎回同じ調理法では味に飽きが出てきてしまいます。そこで、調理法・調味料を変えて味に変化をつけましょう。
1回目の豚肉の調理は野菜と一緒に炒めてソースで味付け、2回目の豚肉の調理はキノコ類とトマト味(ケチャップやトマト缶など)の煮物にするなど、工夫して食材を使い切りましょう。料理のレパートリーも増えていきますよね。ご自身もそれを食べる家族も食事をすることが楽しくなっていくと良いですね。
執筆者:藤井亜也
株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長